ニュース

Microsoft、Xbox Cloud Gamingの対応タイトルをGame Passカタログ以外にも拡張

購入済みのゲームやXboxコンソールのゲームに対応。PCの「Xbox」アプリからも利用可能

「Stream your own game」のイメージ

 米Microsoftは7月28日(現地時間)、Xboxの7月アップデート情報を発表した。今回はベータ版として提供されているクラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」について、いくつかのアップデートが行われている。

 「Xbox Cloud Gaming」は、サブスクリプションサービス「Game Pass Ultimate」の利用者を対象にしたもので、これまでは「Game Pass」の定額サービス内で遊べる作品のみストリーミングで提供されていた。

 この仕組みが7月28日より変更され、「Game Pass」の対象タイトルであるかどうかに関わらず、250本以上の作品がストリーミングサービスの対象となった。ただし利用できるのは、「Game Pass Ultimate」を契約しているXboxアカウントであり、同アカウントで購入済みのタイトルに限られる。

 ストリーミングの対象となるタイトルは、「Stream your own game」として一覧が用意されている。国内メーカーでは、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」、「NieR:Automata」といったスクウェア・エニックスのタイトルが含まれている。

 また同日より、Windows PC向けの「Xbox」アプリがアップデートされ、「Xbox Cloud Gaming」に対応。さらに、従来はWindows PCではプレイできなかったXboxコンソール専用のゲームタイトルも、ストリーミングでプレイできるようになった。

 このほかXbox Insiderに向けての最新機能として、Xboxコンソールや「Xbox Cloud Gaming」、およびPCの「Xbox」アプリで管理されるPCゲームなど、Xboxエコシステムでプレイした作品の履歴が、「Xbox」アプリに表示される。所有している作品の情報が全て「Xbox」アプリに集約されることで、プラットフォームを越えてゲームの中断と再開を行えるようになる。

「Xbox」アプリのプレイ履歴

 同社は今年のホリデーシーズンに、ASUSと共同開発したポータブルゲーミングPC「ROG Xbox Ally」の発売を予定している。クラウドゲーミングの推進や「Xbox」アプリの急速な機能追加は、これを見据えての動きと思われる。