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オンラインビデオ会議サービス「Zoom」に致命的な脆弱性
最大深刻度は「Critical」、最新版への更新を
2025年8月15日 10:11
米Zoom Video Communicationsは8月12日(現地時間)、オンラインビデオ会議サービス「Zoom」に複数の脆弱性があることを明らかにした。最大深刻度は4段階中最高の「Critical」、CVE番号ベースで全2件が公表されている。
今回アナウンスされた脆弱性は、以下の通り(括弧内は深刻度の評価と「CVSS」の基本値)。
- CVE-2025-49457:Zoom Clients for Windows - Untrusted Search Path(Critical、9.6)
- CVE-2025-49456:Zoom Clients for Windows- Race Condition(Medium、6.2)
執筆現在、Windows版「Zoom Workplace」アプリの最新版は、8月11日付けで公開されたv6.5.9。このバージョンになっていれば、脆弱性の影響を受けることはない。
すでに「Zoom Workplace」アプリをインストールしている場合は、画面右上のプロフィールアイコンをクリックし、[更新を確認]メニューを選択すると、最新版のチェックとアップデートが行える。このメニューが現れない場合は、EXE版ではなくMSI版がインストールされてしまっている可能性がある。その場合は一旦「Zoom Workplace」アプリをアンインストールして公式の削除ツール「CleanZoom」でクリーンアップを実施nしたのち、ダウンロード センターからインストーラーをダウンロード・実行して再セットアップする必要がある。