やじうまの杜

「コマンド プロンプト」を「エクスプローラー」から開く最速の技 ~えっ、ソコ?

「cd」コマンドでパスをうろうろする必要なし

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「エクスプローラー」のアドレスバーに「cmd」って入力すると、現在のフォルダーをカレントフォルダーにセットした状態で「ターミナル」が起動して便利

 今日は、「Twitter」でちょっと話題になっていた「エクスプローラー」のちょっとしたTipsのご紹介です。

 「エクスプローラー」で作業をしていると、ここで「コマンド プロンプト」を開きたいなぁと感じることはありませんか? 初心者を卒業して、コマンドを扱うようになると、ときどき出くわすようになると思います。そんなときは、アドレスバーに「cmd」と入力して[Enter]キーを押しましょう。――なんと「コマンド プロンプト」が起動します。

 以前にも紹介したことがありますが、実は「エクスプローラー」のアドレスバーはコマンドの実行にも使えます。たとえば「calc」と入力して[Enter]キーを押せば「電卓」アプリが、入力を「notepad」に代えれば「メモ帳」アプリが起動するはずです。

「電卓」アプリだって起動可能

 この仕様が威力を発揮するのは、なんといっても「コマンド プロンプト」(cmd)と「PowerShell」(powershell)を使うとき。開いている「エクスプローラー」がカレントフォルダーとして設定された状態で起動するので、わざわざ「cd」コマンドでフォルダーを移動する必要はありません。

 ちなみに同様のことをマウスで行いたい場合、「Windows 10」ならばフォルダーウィンドウのなにもないところで[Shift]キーを押しながら右クリックメニューを開いてみましょう。「コマンド プロンプト」または「PowerShell」を起動するコマンドがあるはずです。「WSL」を利用しているなら、既定のLinuxディストリビューションで開くこともできます。

通常の右クリックメニュー(左)と、[Shift]キーを押しながら開いた右クリックメニュー。「ターミナル」(Windows Terminal)がインストール済みであれば、それを利用してもよい

 最新の「Windows 11」ならば[Shift]キーを押す必要もなく、標準の右クリックメニューから「ターミナル」(Windows Terminal)を開くことができます。

最新の「Windows 11」ならば、標準の右クリックメニューから「ターミナル」を開ける。[Shift]キーを押しながらクラシックなコンテキストメニューへアクセスすることも

 [Ctrl]キーを押しながら「ターミナル」の新規タブを開くと、管理者権限のウィンドウを開けることや、「エクスプローラー」で[Ctrl]+[Shift]+[C]キーを押すと選択ファイル・フォルダーのパスをクリップボードへコピーできることも覚えておくと、いろいろ便利です。これで情弱卒業だ!