Adobe、2025年8月のセキュリティ情報 ～「Illustrator」や「Photoshop」などに致命的な脆弱性

同社が公開したセキュリティ情報

　米Adobeは8月12日（現地時間）、月例のセキュリティ情報を発表した。今回は「Illustrator」や「Photoshop」など13製品が対象となっている（括弧内はCVEベースでの脆弱性の件数と最大深刻度）。

• APSB25-71： Adobe Commerce（6件、Critical）
• APSB25-80：Adobe InCopy（8件、Critical）
• APSB25-79：Adobe InDesign（14件、Critical）
• APSB25-76：Substance 3D Modeler（13件、Critical）
• APSB25-77：Substance 3D Painter（9件、Critical）
• APSB25-81：Substance 3D Stager（2件、Critical）
• APSB25-78：Substance 3D Sampler（1件、Important）
• APSB25-72：Substance 3D Viewer（2件、Critical）
• APSB25-73：Adobe Animate（2件、Critical）
• APSB25-74：Adobe Illustrator（4件、Critical）
• APSB25-75：Adobe Photoshop（1件、Critical）
• APSB25-83：Adobe FrameMaker（5件、Critical）
• APSB25-84：Adobe Dimension（1件、Important）

　パッチの適用優先度は「 Adobe Commerce」が「2」で、できるだけ早い（目安は30時間以内）アップデートが必要。残りは「3」で、アップデートの実施が勧められているものの、いつ行うかは各自の判断にゆだねられている。

　なお、いずれの脆弱性も現時点では悪用の報告はないようだ。