Adobe、2025年7月のセキュリティ情報 ～13製品にまたがり60もの脆弱性に対処

同社が公開したセキュリティ情報

　米Adobeは7月8日（現地時間）、月例のセキュリティ情報を発表した。今回は「Illustrator」や「After Effects」など13製品が対象となっている（括弧内はCVEベースでの脆弱性の件数と最大深刻度）。

• APSB25-49：Adobe After Effects（2件、Important）
• APSB25-54：Substance 3D Viewer（3件、Critical）
• APSB25-56：Adobe Audition（1件、Important）
• APSB25-59：Adobe InCopy（3件、Critical）
• APSB25-60：Adobe InDesign（6件、Critical）
• APSB25-61：Adobe Connect （1件、Critical）
• APSB25-63：Adobe Dimension（2件、Critical）
• APSB25-64：Substance 3D Stager（1件、Important）
• APSB25-65：Adobe Illustrator（10件、Critical）
• APSB25-66：Adobe FrameMaker（15件、Critical）
• APSB25-67：Adobe Experience Manager Forms（1件、Critical）
• APSB25-68：Adobe Experience Manager Screens（2件、Important）
• APSB25-69：Adobe ColdFusion（13件、Critical）

　パッチの適用優先度は「Adobe ColdFusion」「Adobe Experience Manager Forms」が「1」で、できるだけ早い（目安の例としては72時間以内）アップデートが必要。残りは「3」で、アップデートの実施が勧められているものの、いつ行うかは各自の判断にゆだねられている。

　なお、いずれの脆弱性も現時点では悪用の報告はないようだ。