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「Gemini」アプリに過去のチャット内容を参考にして回答するパーソナライズ機能が追加

履歴を残さずに会話ができる一時チャット機能も

「Gemini」アプリに過去のチャット内容を参考にして回答するパーソナライズ機能が追加

 米Googleは8月13日(現地時間)、「Gemini」アプリに自分が過去にGeminiと行ったチャットの内容を参考にして回答するパーソナライズ機能を追加したと発表した。併せて履歴を残さずにAIとチャットできる一時チャット機能も追加されている。

パーソナライズ機能

 パーソナライズ機能では、過去のチャットからユーザーの好みや重要な詳細情報を記憶し、それを踏まえた回答を生成可能。たとえば、以前マンガの登場人物が使う能力について質問していた場合、Geminiに誕生日パーティーのテーマを考えてもらうと、そのマンガの登場人物をテーマにしたアイデアを回答してくれる。

 なお、パーソナライズ機能は規定で有効化されているが、設定の[保存された情報]画面から無効化できる。

 一方、一時チャット機能では、履歴を残さずにAIとチャット可能。最近のチャットやGeminiアプリのアクティビティには表示されず、GeminiエクスペリエンスのカスタマイズやGoogle AIモデルの学習にも使用されない。プライベートな質問や、一度きりのアイデア出しを行いたい場合などに重宝するだろう。

 なお、一時チャット機能を使っても、ユーザーへの返信やフィードバックへの対応のため、最大72時間はチャット内容が保存される。

 これらの機能は8月13日から展開を開始し、今後数週間かけて全ユーザーに展開される予定だ。

一時チャット機能