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Google、「Gemini」の画像編集を大幅強化、衣装や撮影場所の変更も簡単に

生成画像はデジタル透かし入り、DeepMindの新しい画像編集モデルを導入

Google、「Gemini」アプリの画像編集を大幅にアップグレード

 米Googleは8月26日(現地時間)、「Gemini」アプリ(gemini.google.com)の画像編集を大幅にアップグレードしたと発表した。Google DeepMindの新しい画像編集モデルを導入したことで、従来より強力な画像編集がプロンプトで行えるようになっているという。

 この新しい画像編集機能は既定で有効化されており、生成した画像やアップロードした画像をもとに、やってほしい加工処理を言葉で説明すると、その通りに「Gemini」アプリが画像を編集してくれる。その際、被写体の特徴が失われることはなく、人物の衣装や撮影場所を差し替えたり、ペットと飼い主の写真2枚を混ぜ合わせて1枚の写真にするといったことが可能。2つのオブジェクトの特徴を組み合わせて、新しいデザインを作り出したりといったこともできる。

 さらに、複数ターンにわたる編集も可能。たとえば撮影した空き部屋の写真をもとに、壁を好きな色で塗ったり、本棚やテーブルを配置したりしながら、部屋の家具配置を考えることもできる。

 この機能は、本日より「Gemini」アプリで試すことが可能。以下のプランへ展開される。18歳未満は利用できない点には注意したい。

  • 「Google Workspace」の以下のプラン
    ・Business Starter, Standard and Plus
    ・Enterprise Starter, Standard and Plus
    ・Education Fundamentals, Standard and Plus
    ・Frontline Starter, Standard, and Plus
    ・Essentials, Enterprise Essentials, and Enterprise Essentials Plus
    ・Nonprofits
  • 以下のアドオンを購入している「Google Workspace」顧客
    ・Gemini Business
    ・Gemini Enterprise
    ・Gemini Education
    ・Gemini Education Premium

 なお、この機能で生成・編集した画像には目に見える透かしに加え、不可視のデジタル透かし「SynthID」が挿入される。そのため、AIの手が入っているかどうかは簡単にわかる。