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Google、動画生成モデル「Veo 3」「Veo 3 Fast」の一般提供を開始、言葉で動画を生成可能

画像からの動画生成機能も8月にパブリックプレビューへ

Google、動画生成モデル「Veo 3」「Veo 3 Fast」の一般提供を「Vertex AI」で開始

 米Googleは7月30日(現地時間)、動画生成AIモデル「Veo 3」および「Veo 3 Fast」の一般提供を開始した。これらのモデルは、GoogleのAI開発プラットフォーム「Vertex AI」での提供となる。

 「Veo 3」は同社最先端の動画生成モデル。「Gemini」アプリの動画生成にも利用されており、ユーザーが言葉で説明した通りに8秒間の高品質(1080p)なショートビデオを作成できる。音声生成にも対応しており、ナレーションをつけた動画をワンステップで生成することも可能だ。その音声を数十もの言語にローカライズすることもできる。

 「Veo 3」は今年6月より「Vertex AI」でプレビューされていたが、同日より正式版として利用できるようになる。

 一方の「Veo 3 Fast」は、生成速度を重視した軽量モデル。プロンプトをブラッシュアップしながら繰り返しビデオを生成したい場合などに便利だ。

 なお、8月には画像から動画を生成する機能を搭載したバージョンが「Vertex AI」でパブリックプレビューされるとのこと。たとえばソース画像と動画を説明するテキストプロンプトを用意するだけで、ソース画像を魅力的なムービーに仕上げることができる。