やじうまの杜

懐かしのデスクトップPCをRPG風マップで再現!? OS起動画面や操作できる電卓も～ツクセカコンテスト番外編

思い出のPCを再現したマップと架空のPC風マップを紹介

るりんどう

2025年12月26日 17:05

　“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

「マイ・デスクトップ-01」のマップ

　誰でも気軽にRPG風の2Dマップを作成・共有できる無料のメタバース的Webサービス「ツクセカ」で開催された「わたしのセカイコンテスト」。同コンテストの応募作品数は105作品にものぼり、計13作品が各賞に選出されました。

　今回はそんな応募作品の中に、昔のデスクトップPCを模した2作品が凝った作りをして窓の杜的に面白かったので、番外編として紹介します。

　まず、「ツクセカ」について簡単に説明しますと、PCやスマホなどから、Webブラウザー上で2Dマップを作成・共有して遊べるWebサービスです。アバターを操作して自由に“セカイ”を歩いたり、メタバースのようにオンライン即売会などのイベント会場として利用したり、チャット機能で友人やフォロワーと交流することができます。アカウント登録なしでもゲストとして参加可能なマップも多く、今回紹介する2作品もゲスト参加ですぐに遊ぶことができます。

「マイ・デスクトップ-01」

　「思い出の名機を思い出しながら」作ったというこちらのマップ。カーソル型のアバターを操作して、マップに入場すると、Windows XPのデスクトップを思わせる画面が現れます。右下の時計はリアル時間と同期しているので、時刻の確認も可能です。左下の［スタート］に移動すると、スタートメニューが表示され、PCによくある機能が選べます。もちろん、シャットダウンも可能で、確認ダイアログも表示されるという徹底ぶり。シャットダウン後に退室またはリセット（再起動）したい場合は右上の［！］マークからアクセスできます。

シャットダウンの様子

　ほかにも、実際に遊べるパズルゲームや電卓など、さまざまな機能が用意されており、開いたウィンドウを閉じたい場合は［×］ボタンに移動して閉じるところまで再現されています。

　スタートメニューから選べる機能は以下の通りです。

システム：バージョン情報と作者のSNSアカウントへのリンク
最近使ったファイル：Wordファイルのようなものが表示できる
ネットワーク：インターネットブラウザーのウィンドウが出せる
アクセサリ：電卓
ゲーム：スライドパズルゲーム
電源：シャットダウンができる

「インターネット」と「スライドパズル」を開いた状態

　複数の機能を起動することは可能でしたが、多重起動しすぎると『メモリ不足です！』とメッセージが表示されるという細かな仕様までありました。懐かしさを感じるこのマップで、年末遊んでみるのもいかがでしょうか。

https://tsukuseka.com/map/?code=zndj7zvkpd7fyg

「DOORS for tukuseka」

　こちらもカーソル型のアバターに固定されたマップ。「DOORS」という架空のPCで、マップの説明には、「doors pc」の歴史（フィクション）が記載されています。『鍵がついていないことによる脆弱性により、2025年に開発が終了』したらしいです。

　マップに入った際にまず驚いたのが、起動画面からスタートするということ。どこかで見覚えのある『DOORSを起動しています』という演出の後、『すすむ→』という表示が出るので十字ボタン右を押しましょう。初回のみは『あなたはカーソルです』というウィンドウが表示された後、ログイン画面を模したようなマップが表示されるので、中央の［→］へ移動して進みます。

昔のPC起動画面のような演出

　ちなみに、ログイン画面右下の赤い電源ボタンのようなものは、「ツクセカ」のユーザーが作成したマップ一覧「みんなのマップひろば」へのリンクで、左下の音符のようなマークは、「ツクセカ」と同じ運営の国産SNS「タイッツー」のパブリックタイムラインへのリンクになっています。

　ログイン画面から進むと『ようこそ』というメッセージの表示後、『すすむ→』というメッセージが表示されたら十字ボタン右を押します。すると、画面が遷移して「ツクセカ」のマップページ自体が切り替わり、デスクトップ画面へ。デスクトップ画面にはフォルダーや各種ブラウザー、ゴミ箱などが配置されており、アイコンへ移動すると左上に対応したテキストが表示されたり、ウィンドウが表示されたりします。［×］ボタンに移動してウィンドウを閉じることも可能です。