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Microsoft、2026年3月の「Windows Update」を実施 ~84件の脆弱性に対処
「.NET」「SQL Server」にゼロデイ脆弱性、「Office」「Excel」にも致命的な問題
2026年3月11日 08:32
米Microsoftは3月11日(現地時間)、すべてのサポート中バージョンのWindowsに対し月例のセキュリティ更新プログラムをリリースした(パッチチューズデー)。現在、「Windows Update」や「Windows Update カタログ」などから入手可能。Windows以外の製品も含め、今月のパッチではCVE番号ベースで84件の脆弱性が新たに対処されている。
このうち、攻撃手法が公開されている脆弱性は2件。
- CVE-2026-26127:.NET のサービス拒否の脆弱性
- CVE-2026-21262:SQL Serverの特権昇格の脆弱性
深刻度の評価は最高で「Important」にとどまるが、悪用される恐れが十分にあるため、早期の対応が望ましい。
深刻度が最高の「Critical」と評価された脆弱性は、以下の8件。「Office」や「Excel」などに影響する。
- CVE-2026-23651:Microsoft ACI 上の機密コンテナーの特権昇格の脆弱性
- CVE-2026-26124:Microsoft ACI 上の機密コンテナーの特権昇格の脆弱性
- CVE-2026-26122:Microsoft ACI 機密コンテナーの情報漏えいの脆弱性
- CVE-2026-21536:Microsoft デバイス価格プログラムのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2026-26144:Microsoft Excel の情報漏えいの脆弱性
- CVE-2026-26110:Microsoft Office のリモート コードが実行される脆弱性
- CVE-2026-26113:Microsoft Office のリモート コードが実行される脆弱性
- CVE-2026-26125:決済オーケストレーション サービスの特権昇格の脆弱性
Windows 10/11およびWindows Server 2016/2019/2022
最大深刻度は「重要」(リモートでコードが実行される)。
- Windows 11 バージョン 26H1:KB5079466
- Windows 11 バージョン 25H2:KB5079473
- Windows 11 バージョン 24H2:KB5079473
- Windows 11 バージョン 23H2:KB5078883
- Windows 10 バージョン 22H2:KB5078885
- Windows Server 2025:KB5078740
- Windows Server 2022:KB5078766
- Windows Server 2019:KB5078752
- Windows Server 2016:KB5078938
「Windows 11 バージョン 25H2」におけるハイライトは以下の通り。
- Windows更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービススタックの品質を向上
- 「セキュアブート」証明書の自動更新の対象となるデバイスを拡大
- 自動セキュアブート証明書配信の対象範囲を拡大する高信頼性デバイスターゲティングを追加
- 複数のドライブまたは「このPC」全体を検索する際の「エクスプローラー」の信頼性を向上
- 選択したカタログファイルが信頼できるソースからのものであることを確認するための警告ダイアログを追加
なお、「バージョン 25H2」のOSコアは「バージョン 24H2」と共通で、パッチの内容も同じだ。そのため、これらの改善は「バージョン 24H2」環境でも享受できる。「バージョン 26H1」は「Qualcomm Snapdragon X2」などの一部シリコン専用のため、一般のユーザーが受け取ることはない。
また、「Windows 10 バージョン 22H2」はすでに一般向けのサポートが終了しており、「拡張セキュリティ更新プログラム」(Extended Security Update:ESU)に登録しないとセキュリティパッチを受け取れない点には注意。
Microsoft Office関連のソフトウェア
「Microsoft Office」関連のセキュリティ修正に関しては、以下のドキュメントを参照のこと。
「Office」と「Excel」で深刻度が最高の「Critical」と評価された脆弱性の修正が含まれている点には注意。
Microsoft Edge
「Microsoft Edge」は、「パッチチューズデー」とは関係なくアップデートされている。直近のセキュリティ修正は、米国時間3月6日にリリースされたv145.0.3800.97。
Microsoft SQL Server
「Microsoft SQL Server」関連では、3件の脆弱性が修正された。
- CVE-2026-21262(重要:特権の昇格)
- CVE-2026-26115(重要:特権の昇格)
- CVE-2026-26116(重要:特権の昇格)
Microsoft SharePoint
「Microsoft SharePoint」関連では、4件の脆弱性が修正されている。深刻度が最高の「Critical」と評価された脆弱性も含まれているので注意。
- CVE-2026-26113(緊急:リモートでコードが実行される)
- CVE-2026-26105(重要:なりすまし)
- CVE-2026-26106(重要:リモートでコードが実行される)
- CVE-2026-26114(重要:リモートでコードが実行される)
.NET
「.NET 10.0」では、以下の2件の脆弱性が修正された。
- CVE-2026-26127(重要:サービス拒否)
- CVE-2026-26131(重要:特権の昇格)
「CVE-2026-26127」は「.NET 9.0」にも影響する。
「ASP.NET Core」でも1件の脆弱性が修正されており、Webアプリの開発者は対応が必要だ。
- CVE-2026-26130(重要:サービス拒否)
そのほかの製品
そのほかにも、以下の製品に対しセキュリティアップデートが提供されている。括弧内は最大深刻度。
- Windows App Client for Windows Desktop:1件(重要)
- Windows Admin Center in Azure Portal:1件(重要)
- System Center Operations Manager 2025:1件(重要)
- System Center Operations Manager 2022:1件(重要)
- System Center Operations Manager 2019:1件(重要)
- Payment Orchestrator Service:1件(緊急)
- Microsoft.Bcl.Memory 9.0:1件(重要)
- Microsoft.Bcl.Memory 10.0:1件(重要)
- Microsoft Semantic Kernel Python SDK:1件(重要)
- Microsoft Devices Pricing Program:1件(緊急)
- Microsoft Azure AD SSH Login extension for Linux:1件(重要)
- Microsoft Authenticator for iOS:1件(重要)
- Microsoft Authenticator for Android:1件(重要)
- Microsoft ACI Confidential Containers:3件(緊急)
- GitHub Repo: Zero Shot scFoundation:1件(重要)
- Azure MCP Server Tools:1件(重要)
- Azure Linux Virtual Machines with Azure Diagnostics extension:1件(重要)
- Azure IoT Explorer:4件(重要)
- Azure Automation Hybrid Worker Windows Extension:1件(重要)















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