やじうまの杜

2025年、窓の杜でもっとも読まれたトピックは「タダでWindows 10を1年間延命できる『ESU』の登録方法」

年間アクセスランキングTOP25、ChatGPTの“エロ解禁予告”にも注目

窓の杜編集部

2025年12月31日 11:00

『窓の杜』の2025年・年間アクセスランキングTOP25を公開します

　今年2025年も早いもので残りわずかとなりました。読者の皆様いかがお過ごしでしょうか。

　今回は毎年恒例となりました年末企画、年間アクセスランキングTOP25を公開いたします。集計対象は、弊誌『窓の杜』の掲載記事のうち、主に「ニュース」と「やじうまの杜」カテゴリーで取り上げた記事になります。

　今年はいったいどんなトピックスが注目を集めたのか、2025年のコンピューティング、そしてAIの世界を振り返ってみましょう。

　なお、TOP25の全体ランキングは本稿の最後にご用意しております。

総合第1位：タダで「Windows 10」を1年間延命できる「ESU」の登録が開始されたので試してみました

Windows 10を1年間延命できる「ESU」の解説記事にもっとも注目が集まりました

　2025年の大きなトピックといえば、何と言っても「Windows 10のサポート終了（EoS）」でしょう。Windows 10は10月14日をもって、2015年のリリースから約10年の歴史に幕を閉じました。

　そうした中、2025年の年間アクセスランキング第1位に輝いたのは「タダで『Windows 10』を1年間延命できる『ESU』の登録が開始されたので試してみました」です。

　OSはサポート終了を迎えると、原則として、それ以降はセキュリティ更新プログラムの提供を含むすべてのサービスが打ち切られます。それなら、Windows 11にアップグレードしなくては……となるところですが、Windows 10では「延命」という異なる選択肢が用意されています。

　「拡張セキュリティ更新プログラム」（Extended Security Update：ESU）は、サポートが終了したOSに対して有償でセキュリティパッチを提供する取り組みです。本来は法人向けのものですが、今回は個人でも加入できるようになりました。条件を満たせば、無償で1年間利用できます。

　ランキング第1位の記事では、その「ESU」の登録方法を解説しています。なお、「ESU」はあくまで延命措置になりますが、まだ「Windows 10」を使いたいという場合はチェックしてみてください。

AI部門第1位：ついに「ChatGPT」がエロを解禁へ（……でも、結局いつになる？）

結局、ChatGPTの「エロ」はいつ解禁されるのだろう……

　続いて、AI関連のトピックスにおいて、第1位に輝いたのは「ついに『ChatGPT』がエロを解禁へ」になりました。総合でも第4位にランクインしています。

　2025年のAI界隈といえば、Googleが提供する「Gemini」の猛追で、勢力図に変化が生じた年と言ってもよいでしょう。

　日本では「チャッピー」の愛称で新語・流行語大賞にノミネートされたChatGPTは、これまでAIチャットボットの一強と思われてきましたが、開発元のOpenAIが「コードレッド（緊急事態）」を発令し、新たなフラグシップモデル「GPT-5.2」（基盤）や「GPT Image 1.5」（画像）を矢継ぎ早にリリースするなど、Geminiへの対抗策として、これまでの使い勝手が変わってしまうようなアップデートを実施しています。

　そのアップデートの中で、とりわけ注目が集まったのが「アダルトモード（成人モード）の解禁予告」です。要するに、ChatGPTにおいてエロ表現が可能になるというものです。

　CEOのサム・アルトマン氏が行った10月の告知では、12月にChatGPTに年齢確認システムを全面的に導入し、成人ユーザーに対して成人向けのコンテンツを生成できるようにするとアナウンスされていました。しかし、12月末（執筆現在）になっても、リリースはおろか、詳細も公表されていません。どうやら、このモードの解禁は2026年へ持ち越しのようです……。

　とりわけコンテンツポリシーが厳しすぎることで知られるChatGPTだけに、アダルトモードの解禁はその方向転換を示すものになります。果たして、エロ表現といっても、何が、どこまでできるのか、2026年もその詳細の発表に注目したいところですね。