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「Visual Studio 2026」が正式版に ~サクッと起動、キビキビ反応、そしてAIネイティブ

無料で使える「Community」エディションも継続提供

Microsoft、「Visual Studio 2026」の一般提供を開始

 米Microsoftは11月11日(現地時間)、「Visual Studio 2026」の一般提供を開始した。同社の統合開発環境「Visual Studio」の最新版で、9月からInsidersチャネルでプレビュー公開されていた。

 「Visual Studio 2026」では、起動速度とUI応答性の改善、ユーザーエクスペリエンスの再設計、AI主導開発への対応がトピックとなっている。

「Visual Studio 2026」を起動した様子

 とくにパフォーマンスの向上は顕著で、大規模な.NETソリューションも「Visual Studio 2022」より圧倒的に短い時間で読み込むことが可能。読み込み中にUIを操作しても、あまりハングアップやフリーズすることはなくなった。

とくにパフォーマンスの向上は顕著

 また、AIネイティブな設計になっているのも「Visual Studio 2026」の特徴。AI機能があとからいくつも追加された「Visual Studio 2022」と異なり、設計段階からAI統合を前提としているため、機能間の連携がスムーズで、より一体感のある操作性を実現している

 「Visual Studio 2026」は現在、公式サイトからダウンロード可能。無料で使える「Community」エディションも、「Visual Studio 2022」に引き続き提供される。同じ環境に「Visual Studio 2026」と「Visual Studio 2022」を共存させることも可能。「Visual Studio 2022」の拡張機能は、「Visual Studio 2026」でもそのまま動作する。

同じ環境に「Visual Studio 2026」と「Visual Studio 2022」を共存させることも可能