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「Visual Studio 2022」のMCP対応が一般提供、「NuGet」のMCPサーバーもプレビュー

AIエージェントと外部ツールの連携が容易に

「Visual Studio 2022」がMCPに対応

 米Microsoftは8月19日(現地時間、以下同)、統合開発環境「Visual Studio 2022」でMCP対応の一般提供(GA)を開始した。「MCP」(Model Context Protocol)は、AIエージェントが外部のツールやサービスと簡単に接続できるようにするオープン規格。「Visual Studio」で正式にサポートされたことにより、外部ツールとの連携が容易になる。

 「Visual Studio」にはMCPクライアント機能が完全に統合されており、「.mcp.json」設定ファイルを用いてローカルまたはリモートのMCPサーバーに接続可能。MCP認証の仕様も組み込まれており、「Visual Studio」は使用する認証プロバイダーにかかわらず、保護されたMCPサーバーへ安全に接続できる。サーバーの追加も簡単で、今後[VSでインストール]ボタンが普及すればWebからワンクリックで行えるようになる予定だ。

 一方で、MicrosoftはMCPサーバーの整備も進めている。8月14日にはパッケージ管理システム「NuGet」のMCPサーバーがプレビューとして公開され、パッケージバージョンの検出やセキュリティ更新プログラムの適用、プロジェクトのターゲットフレームワークと互換性のあるもっとも高いバージョンへの更新といった処理がサポートされた。

パッケージ管理システム「NuGet」のMCPサーバー