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「Windows 11 バージョン 25H2」、希望する全デバイスに展開開始

Windows 11 23H2 Home/Proには自動配信

Microsoftのアナウンス

 米Microsoftは10月16日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 25H2」の展開状況をアップデートした。「Windows Update」設定ページの[利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する]というチェックボックスをONにしたすべてのデバイスに開放されるとのこと。

「Windows Update」設定ページの[利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する]オプション。「バージョン 25H2」のダウンロードが開始される

 チェックボックスをONにした状態で[更新プログラムのチェック]ボタンを押した場合は、更新プログラムが利用可能かどうかを確認する処理が実行される。セーフガード措置(互換性維持のためにパッチの配信を一時中止すること)がとられているなどの問題がなければ、「バージョン 25H2」のダウンロードが開始される(インストールまでは行われない。後述)。

 ちなみにチェックボックスがOFFの場合は、「バージョン 25H2」のダウンロードとインストールが案内されるだけだ。アップグレードする準備ができていないならば、チェックボックスはOFFのままにしておくとよい(既定はOFF)。

[利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する]オプションがOFFの場合は、「バージョン 25H2」のダウンロードとインストールが案内されるだけだ

 また、サービス終了まであと30日を切っている「Windows 11 バージョン 23H2」のHome/Proエディションに関しても「バージョン 25H2」が自動で配信され、ダウンロードまでが自動で行われる(IT管理者が集中管理しているデバイスは除く)。

「Windows 11 バージョン 23H2」のHome/Proエディションでは、「バージョン 25H2」のダウンロードまでが自動で行われる

 ただし、「バージョン 25H2」の適用を完了するためにOSを再起動するタイミングは、ユーザー側でコントロールが可能。デバイスを再起動する時間を指定するか、更新を延期することができる。

「バージョン 25H2」の適用を完了するためにOSを再起動するタイミングは、ユーザー側でコントロールできる
ポップアップでの確認もある
デバイスを再起動する時間を指定

 また、当分の間は「バージョン 25H2」を適用しないでOSをシャットダウンしたり、再起動する電源オプションも提供される。

「バージョン 25H2」を適用しないでOSをシャットダウンしたり、再起動する電源オプションも提供