ニュース
「Windows 11 24H2」のセーフガードはすべて解除 ~「sprotect.sys」非互換問題も解決
「SenseShield」採用アプリがインストールされた環境でBSoD、発表から半年かけて解消
2025年10月17日 15:23

「Windows 11 バージョン 24H2」と「sprotect.sys」との間で報告されていた非互換性問題が解決されたとのこと。米Microsoftが10月16日(現地時間)、自社のドキュメントサイトで発表した。
この問題は、中国のSenseShield Technology社の暗号化ドライバー「sprotect.sys」をインストールしたデバイスを「Windows 11 バージョン 24H2」へアップグレードすると、ブルースクリーンやブラッククリーンエラー(BSoD)が発生するというもの。「sprotect.sys」の特定バージョン(1.0.2.372および1.0.3.48903)に影響する。この暗号化ドライバーは「SenseShield」テクノロジーを採用したアプリに含まれているようで、ユーザーがそれと知らずインストールしてしまっていることがある。
Microsoftによると、最新版の「sprotect.sys」で本件は解決されているという。2025年4月に発表された問題が、半年かけてようやく解決された格好だ。「sprotect.sys」がインストールされたデバイスに対して適用されていたセーフガードも、10月15日の時点で解除されているとのこと。
セーフガードは、非互換性問題の被害拡大を防止するため「Windows Update」を介した「バージョン 24H2」の配信を一時停止する措置。一時は20件以上ものセーフガードがあったが、本件の解決でゼロとなった。