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ユーザーフォルダーに好みの名前をつける機能に進展、新しいWindows 11プレビューが展開中

同梱アプリの削除、OS復旧機能「ポイントインタイム リストア」などにも改善

「Windows 11 Insider Preview」Build 26300.7733(KB5074178)がDevチャネルでリリース

 米Microsoftは3月13日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 26300.7733(KB5074178)をDevチャネルでリリースした。BetaチャネルもBuild 26220.8062(KB5079458)へと更新されている。

 Dev/Betaチャネルは、今年初めに「26300」シリーズと「26220」シリーズに分かれたが、今回リリースされた両ビルドの内容はほぼ同じだ。主な変更は以下の通り。

プリインストールアプリの削除機能を改善

 「Windows 11 バージョン 25H2」以降、プリインストールされた「Microsoft Store」提供のアプリをグループポリシーで一括削除する機能が法人・教育(Enterprise/Education)向けに導入されている。

 本ビルドでは、この機能が改善。IT管理者側で任意のMSIX/APPXアプリを削除リストへ追加できるようになった。手順は以下の通り。

  1. 「ローカル グループ ポリシー エディター」アプリを起動
  2. [ローカル コンピューター ポリシー]-[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[Windows コンポーネント]-[アプリ パッケージの展開]ページへアクセス
  3. [既定の Microsoft Store パッケージをシステムから削除します。]ダイアログを開く
  4. リストの最下部にアプリのパッケージファミリー名(PFN)を登録できるテキストボックスが新設されているので、ここに削除したいアプリのPFNを登録
[既定の Microsoft Store パッケージをシステムから削除します。]ダイアログを開く。リストの最下部にアプリのパッケージファミリー名(PFN)を登録できるテキストボックスが新設

 PFNはMSIX/APPXアプリに一意な名前で、ターミナルで「Get-AppxPackage」コマンドを実行すれば取得できる。たとえば「メモ帳」アプリの場合、以下のようなコマンドを実行すればよい。

Get-AppxPackage *Notepad* | Select-Object PackageFamilyName

OSのセットアップ時にユーザーフォルダー名をGUIで指定

 「Microsoft アカウント」でOSをセットアップすると、ユーザーフォルダーの名前が勝手に決められてしまう(メールアドレスの最初の5文字)仕様を改善してほしいというフィードバックを受け、Microsoftは現在、OSの初回セットアップ画面(OOBE)で既定のユーザーフォルダー名(C:¥Users¥<user_name>)をカスタマイズするコマンド「SetDefaultUserFolder.cmd」をテスト中だ。

 ただし、この機能はターミナルで実行する必要があるのが難点だ。

 そこで、本ビルドではGUIでカスタムユーザーフォルダー名を指定するページがOOBEに追加された。デバイス名を指定する際、追加でユーザーフォルダー名を決めることができる。

GUIでカスタムユーザーフォルダー名を指定

 なお、カスタムユーザーフォルダー名にハイフンやダッシュ、アンダーバーなどを利用することはできないとのこと。

 また、本ビルドには執筆時現在、まだISOイメージファイルが用意されていない。そのため、クリーンインストールでこの機能を試すことはできない。

Windowsドライバーポリシーの更新

 非推奨であるにもかかわらず、今まで許可されてきたクロスサインドライバーが、既定で信頼されなくなる。影響を受けるユーザーは少ないとみられているが、一部の環境で古いドライバーがブロックされる可能性がある。

一部の環境で古いドライバーがブロックされる可能性

「ポイントインタイム リストア」の改善

 Windowsの新しい復旧オプション「ポイントインタイム リストア」で、設定のデザインが改善される。

 新しい設定はダイアログスタイルとなり、従来のオプションに加え、現在保存されている復元ポイントの一覧が統合される。また、アクセスには管理者権限(UACの許可)が必要となる。

「ポイントインタイム リストア」の新しい設定はダイアログスタイルに

 「Windows 回復環境」(WinRE)における復元画面もアップデートされ、復元中は電源に接続するよう促すメッセージなどが追加される。

「Windows 回復環境」(WinRE)における復元画面もアップデート

そのほかの変更

 そのほかにも、以下の変更が加えられるとのこと。

  • 「Microsoft 365 Family」の加入者に対し、「設定」アプリの[アカウント]ページに別の「Microsoft 365」プランへアップグレードするオプションを提示。この推奨は無効化することも可能
  • 「ドラッグトレイ」(drag tray)は「ドロップトレイ」(drop tray)に。設定も[近距離共有]から[マルチタスク]へ
  • ペン設定の改善。ペンのテールボタンを[Copilot]キーと同じにするオプションなど
  • 右クリックメニュー(コンテキストメニュー)の改善を展開停止。改善後、再展開される予定