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Windows 11のセットアップ時にユーザーフォルダー名を指定する機能がようやく導入へ

その代わりローカルアカウントを作成する方法は削除、Dev/Betaチャネルでテスト

Microsoft、「Windows 11 Insider Preview」Build 26220.6772(KB5065797)などをリリース

 米Microsoftは10月6日(現地時間)、Dev/Betaチャネルの「Windows 11 Insider Preview」ビルドをアップデートした。本ビルドでは、OSの初回セットアップ画面(OOBE)で既定のユーザーフォルダー名(C:¥Users¥<user_name>)をカスタマイズする機能が導入された。

 OOBEでユーザーフォルダーを指定する手順は、以下の通り。

  1. 「Microsoft アカウント」(MSA)でサインインする画面までOOBEを進める
    「Microsoft アカウント」(MSA)のサインインを行うOOBE画面(スクリーンショットは製品版OSのもの)
  2. [Shift]+[F10]キーを押して「コマンド プロンプト」を開く
    [Shift]+[F10]キーを押して「コマンド プロンプト」を開く
  3. 次のコマンドを入力する。<user_name>に指定できるのは、最大16文字。Unicode文字のみがサポートされ、特殊文字は削除される

    cd oobe

    SetDefaultUserFolder.cmd <user_name>

  4. MSAによるサインインを完了させる
  5. C:¥Users:¥<user_name>が既定のユーザーフォルダーとなる。<user_name>を指定していない場合は、MSAのメールアドレスを元に自動で生成される(現在の仕様では、最初の5文字)

 一方で、これまでローカルアカウントを作成するために使われていたメカニズムは削除されるとのこと。

 これらはMSAアカウントが作成されるのを回避するためによく用いられていたが、重要なセットアップ画面を誤ってスキップしてしまい、設定が完全に完了していない状態でOOBEが終了してしまう可能性があるためだという。既定のユーザーフォルダー名を自由に変更できるようにする代わりに、今後はインターネット接続とMSAサインインを必須にする方針のようだ。