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Google、動画生成モデル「Veo 3.1」を発表 ~AI動画制作ツール「Flow」も強化

プロンプト追従性、オーディオの品質が向上

Google、動画生成モデル「Veo 3.1」を発表

 米Googleは10月15日(現地時間)、動画生成モデル「Veo 3.1」を発表した。AI動画制作ツール「Flow」のアップデートも併せてアナウンスされている。

Veo 3.1

 「Veo 3.1」はGoogle DeepMindが開発した最新のAI映像生成モデルで、2025年8月から一般提供されている「Veo 3」をベースに構築されている。画像をビデオに変換する際のプロンプト追従性(Prompt Adherence)が強化されたほか、オーディオの品質が向上しているという。

 「Veo 3.1」は開発者向けの「Gemini API」、企業顧客向けの「Vertex AI」で利用可能。「Gemini」アプリでも提供中だ。

Veo 3.1 and more artistic control in Flow

Flow

 「Flow」は「Veo」を活用した映像編集ツールで、これまでに2億7500万本以上の動画を生成している。

 今回のアップデートでは、「Ingredients to Video」、「Frames to Video」、「Extend」といった既存機能に音声生成を追加。より臨場感ある映像制作が可能となった。

 また、編集機能も拡充。「Insert」で新しい要素(キャラや物体)を追加して動画に溶け込ませたり、「Remove」(近日登場予定)で不要な要素をシームレスに削除できる。影やライティングの処理も進化しており、よりリアルな仕上がりになるとのこと。