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Adobe、2025年6月のセキュリティ情報 ~7製品にまたがり254もの脆弱性に対処【6月26日追記】
「Acrobat」や「InDesign」など定番アプリを含む
2025年6月12日 09:45
米Adobeは6月10日(現地時間)、月例のセキュリティ情報を発表した。今回は「Acrobat」や「InDesign」など7製品が対象となっている(括弧内はCVEベースでの脆弱性の件数と最大深刻度)。
- APSB25-50:Adobe Commerce(7件、Critical)
- APSB25-48:Adobe Experience Manager(223件、Critical)
- APSB25-57:Adobe Acrobat and Reader(10件、Critical)
- APSB25-41:Adobe InCopy(2件、Critical)
- APSB25-53:Adobe InDesign(9件、Critical)
- APSB25-55:Substance 3D Sampler(2件、Critical)
- APSB25-58:Substance 3D Painter(1件、Critical)
パッチの適用優先度は「Adobe Commerce」が「1」で、できるだけ早い(目安の例としては72時間以内)アップデートが必要。残りは「3」で、アップデートの実施が勧められているものの、いつ行うかは各自の判断にゆだねられている。
なお、いずれの脆弱性も現時点では悪用の報告はないようだ。
[2025年6月26日編集部追記] 6月25日付で「Adobe Commerce」の脆弱性報告ページ(APSB25-50)が更新され、2件の脆弱性が追加されたため、当該の情報を更新しました。