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「Snipping Tool」がウィンドウ領域の動画キャプチャーに対応へ

「Windows Insider Program」のCanary/Devチャネルでテスト開始

「Snipping Tool」の動画キャプチャー機能がウィンドウ選択に対応

 米Microsoftは8月15日(現地時間)、Windows 11標準のデスクトップ撮影・録画アプリ「Snipping Tool」のアップデート(v11.2507.14.0およびそれ以降)を発表した。まずは「Windows Insider Program」のCanary/Devチャネルでテストされる。

 今回のアップデートの目玉は、[録画]モードで指定したウィンドウ領域をキャプチャーできるようになったことだ。これまでマウスカーソルをドラッグしてキャプチャー領域を指定するという、いわゆる“矩形”(四角形)選択しか行えなかったが、新バージョンでは選択したウィンドウをキャプチャー領域として指定する“ウィンドウ”選択が行えるようになった。

キャプチャー領域の指定方法は、ツールバーに新設された[レコーディング領域]ドロップダウンメニューで切り替えられる

 キャプチャー領域の指定方法は、ツールバーに新設された[レコーディング領域]ドロップダウンメニューで切り替えられる。領域指定が[ウィンドウ]モードになっていれば、録画の開始でデスクトップ全体が暗転するとともにマウスカーソル下にあるウィンドウがハイライトされ、クリックでキャプチャー領域としての指定が可能となる。

領域指定が[ウィンドウ]モードになっていれば、マウスカーソル下にあるウィンドウがハイライトされ、クリックでキャプチャー領域としての指定が可能となる

 たとえばウィンドウの操作方法を動画として記録したい場合、従来の“矩形”選択ではウィンドウぴったりにキャプチャー領域を指定するのは難しかったが、“ウィンドウ”選択なら簡単だ。録画後に不要な部分をトリミングする手間も省ける。