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Windows 11のメディアが新しく、多数の同梱アプリが大幅に更新
OSセットアップ後の更新を削減、セキュリティも向上、Windows Server 2025も
2025年7月17日 09:51
米Microsoftは7月16日(現地時間)、「Windows 11」と「Windows Server 2025」の最新メディアをリリースしたと発表した。OS同梱アプリ(インボックスアプリ)が大幅に更新されているという。ISOイメージ、仮想ハードディスク(VHD)、Azure Marketplaceのいずれも更新されている。
Windowsにはさまざまな標準アプリがプリインストールされているが、それらは基本的に当該OSがリリースされた当時のRTM(Release-to-Manufacturing)バージョンに固定されている。つまり、バージョンが古いため、利用する前に「Microsoft Store」を介して最新版へアップデートする必要があった。
しかし、2025年6月以降にリフレッシュされたメディアを利用してOSをセットアップすれば、新しいバージョンのインボックスアプリがシステムにインストールされるようになっているとのこと。既知の脆弱性が修正済みの安全で、ユーザビリティも改善されたバージョンが、アップデートを待つことなくすぐに利用できる。
ちなみに、「Windows 11 バージョン 24H2」のインストール後にアップデートが必要だったインボックスの「Microsoft Store」アプリは以下の通り。今回のメディア更新により、従来より新しいバージョンのアプリがすぐに利用可能になる。
- Windows アラーム & クロック
- アプリ インストーラー(WinGet)
- AV1 ビデオ拡張機能
- AVC エンコーダー拡張機能
- Microsoft Bing からの Web 検索
- Windows 電卓
- Windows カメラ
- Microsoft Clipchamp
- クロス デバイス エクスペリエンス ホスト
- 問い合わせ
- HEIF 画像表示オプション
- HEVC ビデオ拡張機能
- Windows メディア プレーヤー
- Microsoft Store
- Microsoft To Do: Lists, Tasks & Reminders
- Windows Notepad(メモ帳)
- Microsoft 365 Copilot(Office Hub、Office、Microsoft 365とも)
- Paint(Microsoft ペイント)
- スマートフォン連携
- Microsoft フォト
- Power Automate
- クイック アシスト
- Raw 画像拡張機能
- 切り取り領域とスケッチ(Snipping Tool)
- Microsoft Solitaire Collection
- Windows ボイス レコーダー
- Microsoft Sticky Notes(付箋)
- Microsoft Store エクスペリエンスホスト(Store Purchase App)
- VP9 ビデオ拡張機能
- MSN 天気
- Web メディア拡張機能
- WebP 画像表示オプション
- Windows セキュリティ
- Windows Web Experience Pack
- Game Bar
- Xbox Speech-to-Text Overlay
また、「Windows Server 2025」のメディアには2つのアップデートされたアプリが含まれている。
- アプリ インストーラー
- Windows セキュリティ