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「Microsoft Store」の起動が半年前と比べて2倍速く、使い勝手を高める改善も多数

昨年12月、今年2月に続くアップデートをMicrosoftが発表

継続的な改善が続く「Microsoft Store」

 米Microsoftは5月19日(現地時間)、「Microsoft Store」のアップデートを発表した。昨年12月今年2月に続き、今回もさまざまな新機能と品質改善が行われている。

パーソナライズされたホームページ

パーソナライズされたホームページ

 まず、「Microsoft Store」のランディングページがユーザーの興味・関心にあわせてカスタマイズされるようになる。つまり、次のヒット作に注目するゲーマーであればゲームが、タイムハックを求める生産性向上マニアであれば便利なツールが、ホームページで提案されるようになる。

 この改善は今後数週間以内に導入され、最近のアクティビティ、住んでいる地域のトレンド、最新のお買い得情報などにもとづいたフレッシュなおすすめ情報が提供される。不要な場合は、設定画面で無効化することも可能だ。

新しいコンテンツの検索と発見のための4つの改良

 また、新しいコンテンツへのリーチを手助けする4つの改良が施されたとのこと。

  • ストアの検索がよりスマートに。内部の仕組みが再構築され、ランキングでアプリのアップデートや評価をより重く評価したり、言語特有のニュアンスにも反映されるように
  • アプリの詳細ページに「Copilot」。製品の詳細や他の製品との比較などを尋ねると、AIが答えてくれる。まずは米国ユーザーに展開
  • アプリ詳細ページに「Discover More」セクション。興味のありそうな関連コンテンツを案内
  • どのアプリがAI機能を搭載しているか、どのアプリが「Copilot+ PC」に最適かを簡単に見分けられるよう、アプリの詳細ページにバッジを追加
アプリの詳細ページに「Copilot」。まずは米国ユーザーに展開
AI機能搭載バッジと「Copilot+ PC」バッジ

より深いWindows統合

 OS標準の検索機能「Windows Search」に「Microsoft Store」を統合。検索にヒットしたアプリをその場でインストールできるようになった。

 また、既定アプリが紐づけられていない拡張子を持つファイルを開く際に表示される、アプリの選択ダイアログも改善。おすすめのアプリにアイコンが付与されるようになった。この機能は米国と中国の「Windows Insider」がテスト可能だ。

アプリの選択ダイアログも改善。おすすめのアプリにアイコンが付与

その他の改善

 そのほかにも、徹底的なパフォーマンス投資の結果、ストアの起動が半年前と比べて2倍速くなった。インストールの信頼性と速度も、この半年で大幅に改善しているという。

 また、ゲームのコンポーネントを個別にインストールできる新しい機能、開発者とフィードバックを共有するためのアプリ内評価ダイアログの高速化、アプリやゲームの最終更新日を知らせる製品ページの新しいフィールドなども導入されているとのこと。「Notion」や「Perplexity」、「Docker」「Day One」といった新しいパートナーを迎え、ストアからインストールできるアプリも拡充されている。