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個人開発者は「Microsoft Store」への登録が無料に! クレジットカードも不要
グローバルで実施。ユーザーの獲得、ホスティング・デジタル署名のコスト削減に
2025年9月11日 13:38
米Microsoftは9月10日(現地時間)、個人開発者が無料で「Microsoft Store」へアプリを登録できる施策が、世界中の約200の市場でグローバルに利用可能になったと発表した。クレジットカードの登録も不要だ。
Windowsプラットフォームでは多くの開発者がアプリを個人開発しており、自身のWebサイトや「GitHub」などで公開している。しかし、こうしたチャンネルではなかなか知名度を得られず、有用であるにもかかわらず埋もれてしまっているアプリは少なくない。また、ユーザーへ安全に届けるためにアプリを自動更新する仕組みを整えたり、デジタル署名を施すといった作業にもコストがかかる。個人サイトでホストしている場合は、サーバーの維持費もバカにならない。
その点、「Microsoft Store」であればホスティングは無料で、デジタル署名も自動で行ってもらえる。MSIXパッケージであれば、アプリのアップデートも自動だ。
また、「Microsoft Store」ならば世界中のユーザーの目に触れるチャンスも増える。ユーザーの獲得も期待できるだろう。もしアプリをマネタイズしたくなった場合も、低いレベニューシェア率で有料機能を提供できる。
そのほかにも、同社は身分証明の簡略化など、開発者がより気軽に「Microsoft Store」を利用できるようにする改善を進めているとのこと。興味のある開発者はぜひ試してみてほしい。