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個人開発者の「Microsoft Store」登録が無料に ~企業向けも含めさまざまなてこ入れ
「Windows Search」への統合、「Intune」の対応強化、ヘルスレポートの改善なども
2025年5月28日 06:45
米Microsoftは5月19日(現地時間)、「Microsoft Store」に関するアップデートを発表した。個人開発者の登録を無料にするなどの施策がアナウンスされている。
個人開発者の登録が無料に
6月下旬より、個人開発者はオンボーディング(加入)費用を支払うことなく「Microsoft Store」にアプリを公開できるようになる。クレジットカードの登録も不要となっているので、それを理由に開発者登録を躊躇している人も気軽に開発者登録してほしいとしている。
また、企業向けには「Microsoft Store Fast Track」プログラムが提供される。プログラムへの登録料は無料で、エキスパートによるアプリ登録のサポート、99米ドル分のプロモーションコードなどが提供される。
そのほかにも、審査の迅速化ガイダンスの改善、再提出の削減などが行われているとのこと。プライバシー規約を無料でホスティングする機能が追加されたのは、個人開発者にとっても朗報といえる。自分でWebサーバーを運営していなくても、どこかにプライバシー規約を掲出しておかなければならないという規約を満たせるようになる。
そのほかの改善
そのほかにも、以下の改善が行われるとのこと。
- 新しい「Microsoft Store Web Installer」で配布とインストールを合理化
- 「Windows Search」へ「Microsoft Store」を統合。検索結果からアプリをそのままインストールできるように。今月より順次展開
- 「Microsoft Intune」との統合も拡充。Win32アプリ(プレビュー)、AIアプリ、年齢制限アプリの配布もサポートするように
- 昨年導入したアプリキャンペーン(App Campaigns)プログラムを今後数週間ですべてのストア開発者に開放。登録したアプリをユーザーに見つけてもらいやすく
- 要望の多かったインストール成功率の指標を含むなど、獲得レポートの強化
- ヘルスレポートを今後数カ月で強化。アプリの品質をより深く分析できるように、提供するデータを拡充