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2025年8月セキュリティパッチに新たな問題、Windows 10/11のリセット・回復が失敗する

Microsoftは緊急パッチを準備中

同社のアナウンス

 米Microsoftは8月18日(現地時間)、2025年8月のWindows向けセキュリティ更新プログラムで新たな問題が発見されたことを明らかにした。以下のバージョンのクライアントOSをインストールして、デバイスのリセットや回復操作を試行すると、操作が失敗してしまうことがあるという。

  • Windows 11 バージョン 23H2
  • Windows 11 バージョン 22H2
  • Windows 10 バージョン 22H2
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2021
  • Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2019
  • Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2019

 最新バージョンの「Windows 11 バージョン 24H2」では発生しないようだ。

 Windows 11の場合、システムのリセットや回復は[システム]-[回復]設定ページで以下のコマンドがこの問題の影響を受ける。

  • この PC をリセット(初期状態に戻す)
  • Windows Update で問題を解決する(再インストール)

 また、組織で管理されたPCを遠隔消去(RemoteWipe CSP)した場合にも影響するとのこと。

[システム]-[回復]設定ページ

 同社は現在、この問題を解決するための緊急パッチを準備中。近日中にリリースするとしている。