ニュース
「Microsoft Store」の起動時間が25%短縮、DL失敗も50%削減 ~使い勝手も改善中
新しいライブラリページ、わかりやすい進捗、魅力ある製品ページ、検索性の改善など
2024年12月5日 06:45
Windowsアプリの窓口ともいえる「Microsoft Store」は、現在も継続的な改善が進められており、その一部はパイロットプログラム「Windows Insider Preview」から製品版のWindowsにもフィードバックされている。米Microsoftは12月3日(現地時間)、そうした取り組みのうち、ここ数カ月で実施された重要なアップデートをいくつか紹介している。
パフォーマンスの向上
まずは、要望の多かったパフォーマンスの向上だ。同社によると、ストアの全体的な起動時間は25%短縮され、ダウンロードのハングアップは50%削減されているとのこと。
パフォーマンスはストアの体験に大きな影響を与えるため、今後もこの分野の改善を進めるとしている。
進捗状況をわかりやすく
また、ダウンロードやインストールがどれだけ進んでいるかを知らせる方法も再構築された。これはサイズの大きなアプリをダウンロードしている場合にとくに重要なことで、適切に進捗状況を知らせることはユーザー体験を大きく改善する。誤ってダウンロードボタンをクリックしてしまっても、製品ページから操作をキャンセルできる。
アプリやゲームを探しやすく
アプリやゲームの検索性に関しては、新しいカテゴリを導入。たとえばゲームページではストラテジー、ロールプレイング、パズル、シミュレーションなど、ゲームの種類によってカテゴリーを迅速にナビゲーションできるようになった。アプリでも同じような取り組みが行われている。
魅力のある商品ページ
アプリやゲームの詳細ページも、より魅力のあるものになった。たとえばトレーラー(予告)動画が用意されているゲームのページでは、それを商品ページへ溶け込むように再生する“イマーシブ”(没入的)なデザインにすることで、ユーザーの注意と興味をひく。トレーラーのない製品でも、開発者が提供する美しいヒーロー画像が大胆に用いられる。
なお、動画の自動再生はON/OFFの切り替えが可能だ。
新しいライブラリ、アップデート、ダウンロードページ
2024年8月には[ライブラリ]、[更新とダウンロード]のページが刷新され、プレビューとして展開された。現在は製品版Windowsにもロールアウトされている。
変更の要点は、以下の通り。
- [ライブラリ]ページの既定フィルターを変更。インストールされている製品だけでなく、所有しているすべての製品を表示するように
- [ライブラリ]ページに検索バーを追加。探している製品を名前や発行元でみつけやすく
- [ライブラリ]ページから[更新とダウンロード」ページを分離。アクティブや保留中のダウンロードが一覧される
- [更新とダウンロード]ページにバージョンノートを追加。アプリの更新点がわかりやすく表示される
そのほかにも、WebインストーラーのWin32アプリ対応、デザインの更新、検索の推奨事項、ダウンロードページと製品ページからWin32アプリを簡単に更新する方法(テスト中)などが展開されているという。