スクショの撮影前に注釈を ～「Snipping Tool」にクイックマークアップ機能が導入へ

キャプチャツールバーに新設されるクイックマークアップボタン

　米Microsoftは9月17日（現地時間）、Windows 11標準のデスクトップ撮影・録画アプリ「Snipping Tool」のアップデート（v11.2507.14.0）を発表した。まずは「Windows Insider Program」のCanary/Devチャネルでテストされる。

　今回のアップデートでは、新たにスクリーンショットに注釈（マークアップ）を付ける機能が導入された。［Windows］＋［Shift］＋［S］キーなどで「Snipping Tool」によるデスクトップキャプチャーを開始すると、デスクトップが暗転して領域選択モードになるとともに、上部中央にキャプチャツールバーが表示されるが、このキャプチャツールバーにクイックマークアップボタンが新設。クリックするとマークアップツールバーが現れ、選択範囲に注釈を加えられるようになる。

クイックマークアップボタンを押すとマークアップツールバーが現れ、選択範囲に注釈を加えられるようになる

　マークアップツールバーには鉛筆や蛍光ペン、消しゴム、図形といった定番の描画ツールに加え、［共有］、［Bing で画像検索］、［Copilot にたずねる］などのコマンドが用意されている。マークアップだけでなく検索や質問、共有などもその場で行えるわけだ。

　なお、［共有］、［Bing で画像検索］、［Copilot にたずねる］などのコマンドを利用した場合は、スクリーンショットがファイルに自動保存されたり、クリップボードにコピーされることはないとのこと。