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あらゆるアプリにAIテキスト編集を ~「Copilot Actions for Text Editing」が発表

「Copilot Vision」で共有したアプリのテキストに「Copilot」アプリがリライト提案

Microsoft、「Copilot Actions for Text Editing」を発表

 米Microsoftは12月19日(現地時間)、「Copilot Actions for Text Editing」を発表した。「Copilot on Windows」とアプリの画面を共有して(Copilot Vision)、そこに表示されているテキストを認識し、書き換えやブラッシュアップなどをリアルタイムで提案してもらえる。

 この機能を利用するには、「Copilot」アプリのメガネアイコンをクリックして「Copilot Vision」画面共有を開始し、たとえば「Microsoft Word」など、テキストを扱うアプリを共有先に指定する。すると、「Copilot Vision」は「Word」のテキストを認識・解析。「Copilot」アプリで『これをもっとフォーマルに書き直して』『もう少しわかりやすくして』『もっと簡略化したい』などと要望を伝えると、それに応じた文案を提案してくれるようになる。ユーザーがプレビューを確認して、提案を承認すれば、「Word」に編集結果が反映される。

「Copilot on Windows」から「Copilot Vision」で共有中のアプリに対し、AIテキスト編集を実施

 AI機能が内蔵されていないテキストエディターや、ちょっとしたテキストボックスへの入力を楽にしたい場合などに役立つだろう。

 なお、この機能はオプトイン機能だ。つまり、ユーザーが自分の意思で許可しない限り、有効になることはない。アプリの内容が勝手に外部へ送出されたりすることはないので安心してほしい。機能を利用する場合は、実験的機能を集めた「Copilot Labs」で長期タスク向けの「Copilot Actions」の機能を有効化すればよい。

 本機能はWindows Insidersを対象に、段階的にロールアウトされる。利用の際は、OSやアプリを以下のバージョンへアップデートする必要がある点には注意したい。

 ただし、EEA(欧州経済領域)では利用できない。