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「Snipping Tool」にAIを活用した“完璧スクリーンショット”機能、カラーピッカーも導入へ

「Copilot+ PC」のAIパワーでざっくり選んだコンテンツをピッタリ選択

ざっくり選んだコンテンツにキャプチャー領域をピッタリ合わせてくれるAI機能パーフェクトスクリーンショット

 米Microsoftは5月22日(現地時間)、Windows 11標準のデスクトップ撮影・録画アプリ「Snipping Tool」のアップデート(v11.2504.38.0)を発表した。まずは「Windows Insider Program」のCanary/Devチャネルでテストされる。

 今回のアップデートでは、Snipping Toolにパーフェクトスクリーンショットとカラーピッカーの2が新機能として追加された。

  パーフェクトスクリーンショット (Perfect screenshot)は、キャプチャーの際に被写体をAIが認識し、その領域を正確に選択できるようにする機能。「Copilot+ PC」で提供され、キャプチャーしたあとに必要な部分をわざわざ切り抜いたりする必要がなくなる。

 パーフェクトスクリーンショット機能は、スクリーンショットの撮影で矩形モードを選択すると、ツールバーから利用できるようになる。これを有効化すると、選択範囲に含まれるコンテンツにピッタリあうように矩形領域がリサイズされる。[Ctrl]キーを押しながら「Snipping Tool」を起動し、画面領域を選択してもよい。

 なお、パーフェクトスクリーンショットは「Copilot+ PC」専用の機能だ。

  カラーピッカー はデスクトップで選択したポイントの色を採取する機能で、キャプチャーの際にツールバーから利用可能。HEX、RGB、またはHSLからカラー形式を選択し、ポイントした場所のカラーコードを調べたり、選択できる。マウスをスクロールしたり、[Ctrl]+[+][-]キーでズームすることができるので、ピクセル単位で細かい選択をしたい場合に役立てたい。

デスクトップで選択したポイントの色を採取するカラーピッカー