「PowerToys」にカラーピッカー、マウスカーソル位置の色をチェック＆コピー可能に

「PowerToys」v0.20.0

　米Microsoftは8月1日（日本時間）、Windows 10向け「PowerToys」の最新プレビュー版v0.20.0を公開した。64bit版のWindows 10に対応しており、現在“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。

　「PowerToys」は、パワーユーザー向けに提供されているMicrosoft公式のシステムユーティリティ群。Windows 95/XP時代盛んに行われていた取り組みをWindows 10で、しかもオープンソースで復活させたものだ。［Shift］キー＋ドラッグでウィンドウを決まったレイアウトですばやく配置できる「FancyZone」、ファイル名を一括変更できるシェル拡張「PowerRename」、［Windows］キーの長押しでショートカットのGUIヘルプを参照できる「Shortcut Guide」などが収録されており、今年9月のv1.0リリースを目指してプレビューテストが行われている。

　v0.20.0の目玉は、カラーピッカーが追加されたこと。ショートカットキー（既定では［Windows］＋［Shift］＋［C］キー）を押すと小さなウィンドウが現れ、マウスのカーソル位置の色とその周辺の拡大画像をチェックできるようになる。このウィンドウはマウスをクリックすると消えるが、そのときマウスカーソル位置のカラーコード（16進数またはRGB）をクリップボードにコピーすることが可能。お絵描きアプリのスポイトツールのように、デスクトップの好みの場所の色を取得できて便利だ。

カラーピッカーが追加

ショートカットキーやコピーするカラーコードの形式はカスタマイズも可能

　そのほかにも、「エクスプローラー」でプレビュー可能なファイル形式を拡充するコンポーネント「File Explorer Preview」でSVGアイコンがサポートされた。また、懸念であったメモリ消費量とパフォーマンスも改善されており、v0.19.1とv0.19.2リリースを通じてその成果が導入されているとのこと。