オンライン会議に便利！ ～ホットキーでカメラ・音声をON/OFFする機能が「PowerToys」に

「PowerToys」v0.24.0

　米Microsoftは10月14日（日本時間）、Windows 10向け「PowerToys」の最新プレビュー版v0.24.0を公開した。本バージョンでは、Webカメラとオーディオをホットキーで手軽にミュートする機能「Video Conference Mute」が追加された。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大でリモートワークとオンラインミーティングを強いられているユーザーのために開発された新機能だ。

　「Video Conference Mute」では、以下の3つのホットキーが用意されている。もし不都合があればユーザー側で変更することも可能。

• ［Windows］＋［N］キー：オーディオとビデオのON/OFFを両方同時に切り替える
• ［Windows］＋［Shift］＋［O］キー：ビデオのON/OFFだけを切り替える
• ［Windows］＋［Shift］＋［A］キー：マイクのON/OFFだけを切り替える

　また、カメラの利用中はデスクトップ右上にカメラ・マイクの状態を表示・切り替えるためのツールバーが表示される。この表示位置もユーザー側である程度カスタマイズできる。

　そのほかにもカメラを無効化した際、代わりに表示する画像を指定することができる。カメラのトラブルが発生したのではと相手に誤解を与えないための配慮だ。

　「PowerToys」は、パワーユーザー向けに提供されているMicrosoft公式のシステムユーティリティ群。Windows 95/XP時代盛んに行われていた取り組みをWindows 10で、しかもオープンソースで復活させたものだ。［Shift］キー＋ドラッグでウィンドウを決まったレイアウトですばやく配置できる「FancyZone」、ファイル名を一括変更できるシェル拡張「PowerRename」、［Windows］キーの長押しでショートカットのGUIヘルプを参照できる「Shortcut Guide」などが収録されており、現在はv1.0リリースを目指してプレビューテストが行われている段階だ。64bit版のWindows 10に対応しており、現在“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。

　なお、今回リリースされたv0.24は“Experimental”版という扱いになっており、v0.23.xからはアップデートできないので注意。次のアップデートはv0.25になる予定。

v0.23.xからはアップデートできないので注意

　また、セットアップ時にドライバーのインストールが必要となる関係で、「winget」での配信は見送られているので注意したい。

セットアップ時にドライバーのインストールが必要となる