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“Microsoft Store”のアプリもコマンドラインで導入 ~Microsoft、「winget」を更新
リスト・アップグレード・アンインストール……v1.0リリースまでに追加する機能も発表
2020年9月24日 15:43
米Microsoftは9月22日(現地時間)、「Windows Package Manager」の最新プレビュー版v0.2.2521を公開した。「Windows Package Manager(winget)」は、たとえば「PowerToys」の場合コマンドラインで“winget install powertoys”と入力するだけでダウンロードからセットアップを自動で行えるようにするパッケージ管理ツール(パッケージマネージャー)。OSへの標準搭載を目指し、「Windows Insider Preview」ビルドなどでテストが行われている。対応OSは「Windows 10 Fall バージョン 1709(Creators Update)」以降。
本バージョンでは、待望の“Microsoft Store”がサポートされた。最新版では約300の厳選されたアプリをソースリポジトリとして追加可能。これらのアプリはすべて無償で、全年齢対象のもの。逆に言えば、今後はそうでないものを扱うための設計が問題になりそうだ。
もう一つの目玉機能は、「PowerShell」におけるタブ補完だ。[Tab]キーを押すと起動オプションやパッケージ名、バージョンの候補が次々と現れ、少ないキーストロークでコマンド入力を完成させることができる。
これらの2つの機能は、今回のリリースにあわせて導入された試験機能の切り替え機能(Feature Toggle)で有効化できる。“winget settings”コマンドでJSON形式の設定ファイルへアクセスし、たとえば“Microsoft Store”対応を有効化したい場合は“experimentalMSStore”を“true”に書き換えればよい。
そのほかにも、v1.0のリリースまでに実装予定の機能が発表されている。ロードマップによると、以下の機能が検討されているようなので期待したい。
- リスト:インストール済みのアプリをリストアップ
- アップデート:インストール済みのアプリをすべて更新
- アンインストール:アプリをアンインストールしてディスク領域を増やす。パッケージマネージャーを経由せずインストールされたアプリの削除にも対応したい考え
- インポート・エクスポート:新しい端末へ移行する際に役立つインポート・エクスポート機能