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「IntelliJ IDEA」のJava/Kotlin機能をLSP化、「Visual Studio Code」などにも開放

「Cursor」など派生製品でも使える拡張機能がプレビュー公開

「Java & Kotlin by IntelliJ IDEA」

 蘭JetBrainsは8月4日(現地時間)、「Visual Studio Code」向けの拡張機能「Java & Kotlin by IntelliJ IDEA」をプレビュー公開した。「Open VSX Registry」でも提供されており、「Cursor」や「Antigravity」をはじめとする「Visual Studio Code」派生エディターでも利用できる。

 近年、AIエージェントを活用したアプリ開発が急速に広がっており、実装作業の多くをエージェントが担うようになっている。それにあわせて開発者がIDEでコードを書く時間も減っており、手作業に必要なのは宣言へのジャンプ、参照の検索、簡単なコード補完、名前の変更といった限られた機能だけになりつつある。

 つまり、開発者が直接利用するプログラミング言語サポートで必要な機能が絞られつつあり、同時に、エージェントからも利用しやすい仕組みが求められているわけだ。

 そこで、「IntelliJ IDEA」が備える「Java」および「Kotlin」言語機能を「Language Server Protocol」(LSP)形式で利用できるようにし、「Visual Studio Code」などでも使えるようにしたのが、今回リリースされた「Java & Kotlin by IntelliJ IDEA」拡張機能だ。

 Java/Kotlin機能のLSP化により、「IntelliJ IDEA」以外の幅広いコードエディターで利用できるようになったのはもちろん、エージェント自身もLSPサーバーを直接利用できるようになるのは魅力。同社によると、処理が高速かつ決定論的になり、ゆくゆくはトークンの消費量削減にもつながるという。

 本拡張機能で利用できるのは、以下のような機能。

  • Java、Kotlin、および両者が混在するプロジェクトのサポート
  • スマートなコード補完、コードナビゲーション、コード解析
  • リファクタリングとエディター支援
  • 「Maven」「Gradle」「Bazel」のサポート
  • 大規模プロジェクトやモノレポでも高速かつ安定した動作
  • デバッグ機能。「IntelliJ IDEA」のデバッガーエンジンでアプリケーションを実行・デバッグできる

 インストール後、「VS Code」や「Cursor」でJava/Kotlinのプロジェクトを開くと、拡張機能がプロジェクトの解析を開始。「Maven」「Gradle」「Bazel」のビルドファイルがあるプロジェクトを取り込み、エディター上でJava/Kotlinの言語機能が有効になる。

 ただし、本拡張機能のコード解析機能やクイックフィックスはRed HatおよびOracleが提供するJava拡張機能と重複する。混乱を避けるため、試用中はそれらの拡張機能を無効化することが推奨されている点には注意したい。

 また、本拡張機能はプレビュー期間中は無償で提供されるが、各ビルドの利用期限は30日間となる。新しいビルドは2週間ごとに公開され、それをインストールすると評価期間がリセットされる仕組みだ。プレビュー終了後は「IntelliJ IDEA Ultimate」のサブスクリプションが必要となる。