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「Gemini」アプリと「Google Workspace」のGemsがAIスキル機能「Skills」に移行

Gemsは今後、段階的に廃止へ

「Gemini」アプリと「Google Workspace」に「Skills」が導入

 米Googleは9月30日(現地時間、以下同)、「Gemini」アプリと「Google Workspace」に「Skills」を導入することを発表した。これはGeminiの操作を手助けするための再利用可能なプロンプトであり、今後数週間で「Google Workspace」ユーザーに展開され、最終的には特定のタスクに合わせて指示を調整するツールとして「Gems」に代わる予定。

 Skillsは、「Gemini」アプリやほとんどの「Google Workspace」アプリでGeminiを使用する際にいつでも利用できる、再利用可能なカスタム指示。ブログ記事の下書き作成に役立つブランド言葉遣い・トーン・話し方のスタイル指示スキルや、授業準備の時間を節約するレッスンプラン作成指示といったスキルを作成できる。同じプロンプト内で、または会話の別の場面で複数のスキルを使用することも可能。

 なお現在のところ、「Gemini」アプリと「Google Workspace」アプリ間でスキルは同期されないため、両方のプラットフォームでスキルを使用したい場合は、それぞれで別々に作成しなければならない。

Google ドキュメントで使用する様子

 従来のGemsと異なるのは、統合されたチャットスレッド内でインライン機能として動作すること。1つのプロンプト内で複数のカスタム指示のセットを重ねたり、スタックしたりすることができる。

 例えば、教育関係者であれば『週刊ニュースレター』スキルと『機関ブランドガイドライン』スキルを組み合わせて、ブランドに沿ったコミュニケーションを確保可能。ビジネスユーザーの場合、『ベンダー評価』スキルと『役員向けメール作成』スキルを組み合わせ、ベンダーを分析して推奨事項を一度で作成できる。

 本機能はオープンなMarkdownネイティブのSKILL.md標準のみで構築されているため、他のプラットフォームで作成したスキルを「Gemini」アプリや「Google Workspace」アプリにコピー可能だ。

 現時点では、「Gemini」アプリでGemsの作成や使用を継続できるが、「Workspace Studio」のフローで[Gem に質問する]ステップを作成することはできなくなる。既存の[Gem に質問する]ステップを含むフローは引き続き機能する。

 Googleは今後数カ月をかけて、全環境でのGemsのサポートを段階的に終了し、最終的には「Gemini」アプリに残っている全てのGemsを「Gemini」アプリのスキルの下書きに自動移行する予定としている。Skills展開とGems終了の主なスケジュールは以下の通り。

  • 2026年10月5日:「Google Workspace」にSkillsの展開開始
  • 2026年10月13日:「Gemini」アプリにSkillsの展開開始
  • 2026年11月17日:「Gemini」アプリのGemsが設定パネルに移動(ユーザーは引き続きGemsの作成、編集、使用が可能)
  • 2026年11月中旬:「Google Workspace」と「Gemini」アプリでSkillsの展開完了
  • 2027年3月1日以降:BusinessとEnterprise版でGemsの作成、編集、使用ができなくなる。「Workspace Studio」の[Gem に質問する]ステップを含むフローは動作しなくなり、「Gemini」アプリではGemsが設定パネルから削除される。「Gemini」アプリに残っているGemはすべて、「Gemini」アプリのスキルの下書きに自動移行
  • 2027年6月1日以降:教育機関でGemsの作成、編集、使用ができなくなる。「Workspace Studio」の[Gem に質問する]ステップを含むフローは動作しなくなり、「Gemini」アプリではGemsが設定パネル、「Google Classroom」、「Gemini LTI」がサポートするサードパーティのLMSから削除される。「Gemini」アプリに残っているGemはすべて、「Gemini」アプリのスキルの下書きに自動移行

 早く移行したい場合は、「Gemini」アプリ内でGemsをスキルとして再作成することも可能。「Gemini」アプリ内のスキルは自動で「Google Workspace」に同期されないため、「Google Workspace」アプリでも使用したい場合は、「Google Workspace」内でも同じスキルを再作成する必要がある。

 即時および計画的リリースドメインの「Gemini」アプリには10月13日から展開が開始され、2026年11月中旬までに完了する予定。「Google Workspace」では即時リリースドメインで10月5日から展開が開始され、10月12日までに完了、計画的リリースドメインでは10月19日から開始され、11月中旬までの完了を予定している。

 「Gemini」アプリは全ての「Google Workspace」ユーザー、およびGoogle アカウントユーザーが利用対象。Workspaceの対象プランは以下の通り。

  • Business Starter
  • Business Standard
  • Business Plus
  • Enterprise Starter
  • Enterprise Standard
  • Enterprise Plus
  • Google AI Pro for Education
  • AI Expanded Access