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Googleの実験的AI秘書「CC」、家族の予定やタスクも賢く管理できるように
「CC」専用アカウントで最大6人の情報を管理。その日の予定を知らせたり、面倒な作業を代行
2026年9月18日 10:25
米Googleは9月17日(現地時間)、「Google Labs」の実験的なAIエージェント「CC」をアップデートしたと発表した。個人だけでなく、家族や世帯にも拡張するという。
「CC」は、2025年末にローンチされたパーソナルエージェント。同社のAIモデル「Gemini」を活用してユーザーの「Gmail」、「Google カレンダー」、「Google ドライブ」、Webの最新情報をもとに1日の予定をまとめ、その日やらなければならないことを知らせ、すぐ行動に移せるように支援する。ユーザーがメール返信や直接メッセージを送って「CC」に指示を出すことも可能。
その成果の一部は今年5月、「Gemini」アプリの「Daily Brief」機能として結実。現在は米国の18歳以上の個人ユーザーへ順次提供されている(ただし、対応言語は英語のみ。日本は提供対象に含まれていない)。
この「CC」を、個人の支援だけでなく、家族の支援にも拡張しようというのが、今回のアップデートだ。
具体的には、「CC」自身が専用の「Google アカウント」を持つようになり、最大6人のメンバーが1つの「CC」を共同で利用できるようになる。学校の予定、習い事の送迎、支払い、夕食の献立といった家庭の用事を「CC」アカウントと共有しておけば、「CC」が家族共有のブリーフィング「Your Day Ahead」を作成したり、「Google カレンダー」「Google ToDo リスト」と連携して情報を整理してくれる。
- Your Day Ahead:毎朝、グループ共有のブリーフィングが届く。誰がどこへ行く必要があるのか、何をすべきか、「CC」が前日に済ませたことが一覧できる
- 予定とタスクの管理:重要な日付やToDoを自動で追跡し、グループで共有された情報を家族用のカレンダーやタスクリストへ反映。変更があっても最新の状態に保つ
- 面倒な作業の代行:参加同意書や習い事の申込書といったPDFへの記入、学用品の買い物リストの作成、週間の献立づくりなどを任せられる。情報が足りなければ「CC」が質問し、グループのメモリを更新して次回に生かす
メモリ機能も備えており、共有と個人で使い分けられる。たとえば定番の買い物リストや家族のお気に入りの店といった世帯全体に関わることと、食事の好みやタイムゾーンといった個人に属することを「CC」は区別して覚え、タスクの遂行に役立てる。
もちろん、プライバシーにも配慮されている。「CC」に共有する情報はメンバーそれぞれが管理可能で、ユーザーの許可なくグループ外へ共有されることはないという。
- 検証済みの「Google アカウント」:「CC」はグループのメンバーにのみ応答し、許可なくグループ外へ情報を共有したり行動したりしない
- 共有範囲は各自が選択:何を共有し、何を非公開にするかはメンバーごとに選べる。あとから変更も可能
- Auto “cc” CC:学校や旅行の予約など、常に共有したい送信者をあらかじめ指定できる。毎週、新しい送信者のリストが各自に届き、共有するかどうかを選べる
- Send it to CC:単発の情報は、メールや「Google Chat」で「CC」へ転送すればよい。誕生日会の招待状の写真や練習スケジュールを送れば、カレンダーを更新してくれる。「Google ドライブ」のフォルダーやファイルを共有したり、カレンダーの予定に「CC」を追加したりすることもできる
「CC」は「Gmail」「Google Chat」「Google ドキュメント」「Google カレンダー」と連携するが、それぞれの「CC」は隔離された専用のクラウドコンピューター上で動作する。動作基盤には同社の「Antigravity」、AIモデルには最新の「Gemini」が用いられる。クラス登録用PDFへの事前記入、「Google マップ」のAPIを使った移動時間の確認、共有ドキュメントやスプレッドシートの作成といった処理は、これらの仕組みで実現されているという。
なお、「CC」は「Google Labs」に属する初期段階の実験プロダクトだ。当面の間は、個人用の「Google アカウント」を持つ米国の18歳以上を対象に、Web版とモバイル版で提供される。興味のあるユーザーはウェイティングリストへ登録しておくとよいだろう。利用可能になれば、メールで通知される。





















