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シヤチハタが配信の音でも連動する推し活ペンライトを開発!? Wi-FiもBluetoothも不要な「音のしるし」【TGS2026】

フォント使い放題サービス「J-Font.com」は「タイプラボ」とコラボ

「東京ゲームショウ2026」今年のシヤチハタブースは何やら光っている……

 「東京ゲームショウ2026(TGS2026)」が9月17日より開幕した。今年のビジネスソリューションコーナーにもシヤチハタ(株)がブースを構えているが、「白舟書体」および「昭和書体」の筆文字フォントサービス(「J-Font.com」)を前面に押していた例年とは異なり、何やらピカピカと光るものたちが来場者を迎えていた。シヤチハタが新規事業として開始した「音のしるし」プロジェクトだ。

「東京ゲームショウ2026」のシヤチハタブース

「音のしるし」がもたらす次世代の推し活グッズ

 「シヤチハタ」といえば、日本中で愛用されているネーム印をはじめ、スタンプ台や筆記具、電子印鑑による決裁サービス「Shachihata Cloud(シヤチハタクラウド)」など、これまで“しるし”にまつわる製品を開発・販売してきた。

 今回の「音のしるし」では、人の耳には知覚できない不可視・不可聴のタグ(透かし)をコンテンツの音声に直接埋め込む技術を組み合わせることで、音にまつわるさまざまな新プロジェクトを進めていこうとしている。

 そのひとつが、音に連動して光るペンライトやアクリルスタンド(アクスタ)といった推し活グッズ。東京ゲームショウのブースで光っていたものの正体だ。

 これは「音のしるし」が入った音源を再生するだけで、グッズ内に搭載された特別なマイクが信号を拾い、音に連動して光を自動で変えることができるものだ。近年、推し活の一環でよく使われるペンライトのほかにも、イベント来場者のスマートフォンの画面を音に反応するペンライトとして使えるようにすることもできる(「シヤチハタ スマホペンライト(仮称)」)。

「音のしるし」が入った音に連動して光が自動で変わる

 また、Wi-FiやBluetoothでのデバイス接続は不要。「音のしるし」が入った音楽という媒体さえあれば、どこでも連動できるので、ライブ会場やスタジアム以外でも活用できる。

 離れた場所にいる配信視聴者でも、スマホやPCからの音声(YouTubeやTwitchなどの配信音声)に反応して推し活グッズが光るため、会場にいる人だけでなく、会場に行けない配信(オンライン)のファンにも「参加している一体感」を届けることができるのが最大の特徴だ。ライブ配信だけにとどまらず、アーカイブ音声にも連動できるのもポイントとなっている。

 なお、今後はクラウドファンディングを実施予定とのこと。シヤチハタから推し活のための専用グッズ(ペンライト)が販売されるというだけでも十分興味深いが、新たなビジネスチャンスとして、VTuberをはじめとした配信業界をターゲットにしたプロジェクトを展開していこうとする姿勢にも魅力を感じた。今後に期待したいところだ。

ペンライトだけでなくアクリルスタンドなどにも応用できる

「J-Font.com」からは入門編としておすすめな「タイプラボプラン」

 「J-Font.com」からは、親しみやすく個性的な文字づくりで知られるフォントメーカー「タイプラボ」のフォントプランが販売開始となったことをアピールしていた。

 デザイナーの佐藤豊氏が手掛ける「タイプラボ」のフォントは、出版・印刷や広告・デザイン業界、そしてテレビ・映像制作まで幅広く活躍。例えば、大手ファストフードの広告画像や、Nintendo Switch系のゲーム内で使われることも多い書体「ニタラゴ(タイプラボN)」に馴染み深い人も多いだろう。

 「タイプラボプラン」では、和文フォント95書体、欧文フォント23書体を展開し、19,800円(1年/1台)で利用可能だ。その上で「白舟書体」と「昭和書体」の筆文字フォントプランとあわせて利用することで、これまで以上に多彩な表現が可能になるとしている。

 また、Monotypeの定額制フォントサービス「LETS」をめぐる実質値上がり問題(ゲーム組込オプションのライセンス契約更新打ち切り)で、ゲーム用フォントの利用者の多くがプランの見直しや移行先の検討を迫られ、昨年大きな波紋を広げた。「タイプラボプラン」は、多彩なフォントラインナップでありながらも、利用しやすい価格帯で、かつゲームへの組み込みも追加料金不要でサポートしており、検討者には「J-Font.com」の入門編としてうってつけな新プランといえるだろう。

2025年12月より提供開始された「タイプラボプラン」
「昭和書体」からは新作の3書体を展示