ニュース

国産AI翻訳サービス「PLaMo翻訳」のオンライン会議向け機能、無料トライアルを開始

翻訳ボットがリアルタイムで話者を区別したテキスト翻訳、字幕表示も可能

「PLaMo翻訳」の『会議翻訳機能』(出典:Preferred Networks)

 (株)Preferred Networks(以下、PFN)は9月10日、日本語に特化したAI翻訳サービス「PLaMo翻訳」の新機能として、オンライン会議の発言をリアルタイムで文字起こし、およびテキスト翻訳する『会議翻訳機能』を開発したと発表した。今秋に予定されている正式リリースに先立ち、同日より期間限定の無料トライアルの提供を開始している。

 主要なオンライン会議システム「Zoom」、「Google Meet」、「Microsoft Teams」に対応。会議に『翻訳ボット』を参加させることで、参加者の発言が即座に文字起こしされ、翻訳結果が表示される。日本語を必須の選択言語とし、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語などを含む全15言語からもう1言語を選ぶだけで、話された言語を自動判定し双方向への翻訳を行うことが可能だ。

 低遅延のストリーミング音声認識と単語補正の同時進行により、速さと翻訳品質の両立を実現している。過去の訳文や会議全体の文脈、登録された用語集を踏まえて翻訳処理を行うため、専門用語や固有名詞の一貫性も維持可能。また、ユーザーアカウントごとに音声を認識する仕様により、複数人が同時に発言してもテキスト翻訳結果が混ざることはない。画面上ではチャット形式の表示や字幕ウィンドウの重ね合わせなど、参加者それぞれが適した形で利用できる。

ストリーミング音声認識と単語補正の同時進行により速さと翻訳品質を両立
用語集で専門用語や固有名詞の一貫性も維持
表示方法を選択可能

 セキュリティおよびプライバシー面での配慮も徹底されている。データ処理は日本国内で完結し、会議の音声データはどこにも保存されず、処理後すぐに破棄される。また、会議内容がAIの学習に利用されることはない。文字起こしや翻訳のログは会議終了から7日後に自動で削除されるほか、即時削除する設定も選択可能だ。

 無料トライアルは法人および個人を問わず、専用ページから申し込める。PFNは、本トライアルで得られた利用者の意見を機能改善に役立て今秋の正式リリースを目指すとともに、今後はさらに翻訳品質を高め多言語に対応した新モデルの提供も予定しているとのこと。