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「Windows 11 Insider Preview」ビルドに3つの新機能、Experimentalチャネルでテスト

「クロス デバイス レジューム」の改善、「ナレーター」の数式読み上げなど

Microsoft、「Windows 11 Insider Preview」ビルドをアップデート

 米Microsoftは9月8日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」ビルドをアップデートした。以下のビルドが展開中だ。

  • Beta:Build 26220.9343
  • Beta(26H1):Build 28020.2904
  • Experimental:Build 26340.9354
  • Experimental(26H1):Build 28120.2912
  • Experimental(Future Platforms):Build 29661.1000

 今回のリリースでハイライトとされているのは、以下の3点だ。

  • 「クロス デバイス レジューム」の改善:スマートフォンで見ていたWebページをPCで再開するとき、そのブラウザーがPCに入っていなくても続きを開けるように
  • 「ナレーター」の数式読み上げ:OS同梱のアクセシビリティツールで、WordやPowerPointなどの対応アプリ内の数式を読み上げたり、数式の各部分を移動して確認したりできるように
  • 「拡大鏡」がディスプレイごとの倍率に対応:ディスプレイを「拡張」に設定したマルチモニター環境への対応を強化。これまでは1つの拡大表示が全ディスプレイにまたがって引き伸ばされていたが、今後はモニターの境界が尊重され、画面ごとに別々の倍率を保持できる。作業用の画面は300%、資料用の画面は150%といった使い分けが可能に

 「クロス デバイス レジューム」(Cross-Device Resume:XDR)は、モバイルデバイスで行っていた作業をPCで引き継げるようにする仕組み。

 製品版OSにも導入済みで、たとえばPCをロックしてスマホで「OneDrive」のオフィスファイルを閲覧・編集すると、ロックの解除後にトーストでそれがPCのデスクトップへ通知される。通知をクリックするとWebブラウザーが起動し、「OneDrive」からWeb版「Office」でファイルが自動で開かれるわけだ。

 また、「Spotify」をはじめとする「Continuity SDK」対応アプリであれば、モバイルアプリ(Android)からデスクトップアプリ(Windows)へのタスク引継ぎも行える。

 今回のリリースで改善されたのは、モバイルブラウザーで閲覧していたWebページをPCのデスクトップで再開するケース。当該ブラウザーがPCにインストールされていない場合、モバイルブラウザーのデスクトップ版をインストールするか、リンクをOS既定のデスクトップブラウザーで開くかを選べるようになった。

「クロス デバイス レジューム」の改善

 一方、Betaチャネルにも以下の機能が導入されている。

 一方、新しくなった「印刷管理」(Print Management)は、フィードバックを踏まえた改良のため、プレビュービルドから一時的に取り下げられた。従来の印刷管理ツールが引き続き利用できる。

 開発チャネルの切り替えは[Windows Update]-[Windows Insider Program]設定ページから可能。同じWindowsコアのチャネル間であれば、多くの場合、既存のアプリや設定を引き継ぐインプレースアップグレード(IPU)で切り替えられ、クリーンインストールは不要だ。新機能の体験と安定性、どちらを重視するかに応じて気軽に切り替えるとよいだろう。