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「拡大鏡」にまぶしさを抑えるテーマ、OS復元機能「クラウド リビルド」はドライブの安全な消去に対応

「Windows 11 Insider Preview」に新しいビルド

Microsoft、「Windows 11 Insider Preview」ビルドをアップデート

 米Microsoftは9月18日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」ビルドをアップデートした。以下のビルドが展開中だ。

  • Beta:Build 26220.9492
  • Experimental:Build 26340.9502
  • Experimental(26H1):Build 28120.3032
  • Experimental(Future Platforms):Build 29671.1000

 今回のリリースでハイライトとされているのは、Experimentalチャネルで段階的に展開される以下の3つの新機能・改善だ。

  • 「ポインター インジケーター」(Mouse indicator)の改善マウスカーソルが今どこにあるのかを示してくれるアクセシビリティ機能で、アニメーションがより洗練されたものに。[Esc]キーを押すまでインジケーターを表示し続けるオプションも追加された
  • 「拡大鏡」のコントラストテーマ:まぶしさを抑えるためのコントラストテーマを追加。ツールバーからワンタッチで切り替えられるように
  • 「クラウド リビルド」の強化新しい回復機能「クラウド リビルド」による再構築の際、ドライブのデータを安全に消去するサニタイズ機能が追加。IT管理者がリモートから構成・開始できるようにする仕組みも

 まぶしさを抑えてスクリーンを見やすくする方法として、「拡大鏡」アプリには画面の色を反転させる機能がすでにある。しかし、色の反転は写真やグラフ、動画にも適用され、本来の色が変わってしまうのが難点だった。

「拡大鏡」アプリの[色を反転する](Color Inversion)オプション。[Ctrl]+[Alt]+[I]キーで有効化できる……が、メディアコンテンツの色まで変わってしまうのが難点だった

 「拡大鏡」アプリの新しいコントラストテーマは、インターフェイスの配色だけを見直し、写真やグラフ、動画には手を付けないのがポイント。メディアコンテンツは本来の色が維持される。

「拡大鏡」ツールバーの設定に加わった[Contrast theme]トグル

 最近、Microsoftは「拡大鏡」アプリの改善へ集中的に取り組んでいるようで、先日はツールバーのデザインが刷新されたばかりだ。

 一方、「クラウド リビルド」(Cloud rebuild)は、OSを完全に再インストールしてWindows 11 PCをクリーンで正常な状態へ戻す新しい回復オプション。今回のアップデートでは、Windows 回復環境(WinRE)で再構築を始める際に、以下の2つから選べるようになった。

  • Remove files:ファイルを削除する。PCを使い続ける場合に向く
  • Remove & sanitize:ストレージハードウェアの消去機能を使い、Windowsを再インストールする前にデータを安全に消去する。PCの廃棄・返却・再割り当ての前に向く。元には戻せない

 また、IT管理者は「Recovery CSP」を通じて、「クラウド リビルド」をリモートで構成・開始できるようになった。再構築に使うのは、現在インストールされているビルドか、指定したターゲットビルドのいずれか。

「クラウド リビルド」で選べるようになった2つのファイル削除オプション

 そのほか、Beta/Experimentalの両チャネルでは、ライブキャプションにスクリーンリーダーの音声を含めるかどうかを選ぶ設定が追加された。「Hyper-V」のフォルダー共有や「ファイル履歴」のバックアップに関する不具合も修正されている。

 開発チャネルの切り替えは[Windows Update]-[Windows Insider Program]設定ページから可能。同じWindowsコアのチャネル間であれば、多くの場合、既存のアプリや設定を引き継ぐインプレースアップグレード(IPU)で切り替えられ、クリーンインストールは不要だ。新機能の体験と安定性、どちらを重視するかに応じて気軽に切り替えるとよいだろう。