ニュース

Windowsの“上下左右どこでも置けるタスクバー”がついにBetaチャネルへ、ハイバネーションの仕組みも調整

「Windows 11 Insider Preview」ビルドがアップデート

“上下左右どこでも置けるタスクバー”がついにBetaチャネルへ

 米Microsoftは7月31日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」ビルドをアップデートした。以下のビルドが展開中だ。

  • Beta:Build 26220.9022
  • Beta(26H1):Build 28020.2623
  • Experimental:Build 26300.9032
  • Experimental(26H1):Build 28120.2630
  • Experimental(Future Platforms):Build 29639.1000

 なお、今回のリリースでは、 フライト証明書が更新 されているので注意。現在の証明書は 8月11日に期限切れ となるため、それまでに更新された証明書を含むビルドへ更新しておく必要がある。

 今回のアップデートで注目したいのは、アダプティブハイバネーションポリシーの調整だ。

 アダプティブハイバネーション(Adaptive Hibernate)は、Windows 11のモダンスタンバイ(Modern Standby)中のバッテリー残量に応じて、ハイバネーションへ移行するタイミングを自動的に判断する仕組み。今回の更新ではバッテリー残量が80%を超えている場合はハイバネーションへ移行する頻度を減らし、10%未満の場合はより早くハイバネーションに入るように調整されているという。

 モダンスタンバイは、画面をオフにした状態で、必要に応じてネットワーク接続やバックグラウンド処理を維持しながら、電力消費を抑えるスリープ状態(S0 Low Power Idle)。ユーザーの操作があれば、利用可能な状態へ即時復帰(Instant-on)できる。できるだけ即時復帰できる状態を保ちつつ、スタンバイによりバッテリーを消費し尽くしてしまうのを避けるのが今回の調整の目的だ。

 この調整は、まずExperimentalチャネルでテストされる。

 また、5月からExperimentalチャネルでテストされていた“上下左右どこでも置けるタスクバー”、“小さいタスクバー”がBetaチャネルでも利用できるようになったのも注目点。製品版への投入に一歩近づいた格好だ。

  • タスクバーの位置変更:タスクバーを画面の下・上・左・右のどこにでも配置できる。設定は[個人用設定]-[タスク バー]-[タスク バーの動作]から。下端以外に置いた場合も、ツールチップやフライアウト、アニメーションはタスクバーから表示され、「タスク バーのボタンを結合しない」といったカスタマイズもほとんどの位置で機能する
  • 小さいタスクバー:アイコンを小さくし、タスクバーの高さを詰めることで作業領域を広げる。[タスク バーの動作]-[タスク バーのサイズ]で「小」を選べばよい。[スタート]や検索、通知領域といった主要な要素も、位置がそろうように適切に縮小される

 ただし、制限もある。下端以外に配置した場合のタッチ操作、検索ボックス、「Ask Copilot」への対応は作業中。タスクバーを自動的に隠す設定と、タッチ操作に最適化されたタスクバーは現時点では未対応だ。また、小さいタスクバーが使えるのは上端・下端に配置した場合のみとなる。

小さいタスクバー

 開発チャネルの切り替えは[Windows Update]-[Windows Insider Program]設定ページから可能。OSコアが変わらないのであれば、既存のアプリや設定を引き継いだままOSを更新するインプレースアップグレード(IPU)で行われるため、OSをクリーンインストールし直す必要はない。新機能の体験と安定性、どちらを重視するかに応じて気軽に切り替えるとよいだろう。