Windows Insider Preview
Androidで聞いていた「Spotify」の続きをPCで ~Microsoftがテスト中
Windowsの新機能「クロス デバイス レジューム」に対応
2025年12月1日 12:06
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
米国時間8月22日にDevチャネルにリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 26200.5761(KB5064093)以降、Androidスマートフォンで聞いていた「Spotify」アプリの楽曲の続きを、Windowsデバイスのタスクバーから再開する機能が段階的に提供中だ。編集部環境でも利用できるようになったので、詳細をお伝えする。
この機能は 「クロス デバイス レジューム」(Cross Device Resume:XDR) と呼ばれており、Androidアプリ「Windows にリンク」(Link to Windows)との連携で実現されている。Microsoftの承認を得たベンダーのみが利用できる限定アクセス機能(LAF)で、今のところ「Spotify」アプリにしか対応していないようだが、いずれはより多くのベンダーに開放されるだろう。
「Spotify」アプリでクロス デバイス レジュームを利用するには、事前に以下の設定を行っておく必要がある。
- PCの[Bluetooth とデバイス]-[モバイル デバイス]設定ページから、Androidデバイスのペアリングを行う
- PCの[Bluetooth とデバイス]-[モバイル デバイス]設定ページで、ペアリングしたAndroidデバイスの設定ページを開き、[この PC が(デバイス名)へのアクセスを許可する]というオプションを有効にする
- Androidスマートフォンで「Windows にリンク」アプリの設定画面を開き、[アプリのバックグラウンドでの実行を許可する]オプションを有効化する
準備が整っているならば、Androidスマートフォンで「Spotify」アプリの再生を行うと、Windowsデバイスのタスクバーにスマートフォンのアイコンの付いた「Spotify」アプリのボタンが現れ、マウスオーバーで[スマートフォンから再開]というコマンドが利用できるようになる。このコマンドを実行すれば、Androidスマートフォンで聞いていた楽曲やポッドキャストの続きを、PCのスピーカーで聞くことができる。
PCにまだ「Spotify」アプリがインストールされていない場合は、代わりにインストールを促すコマンドが現れるようだ。アプリをインストールすると「Spotify」アカウントでのサインインが求められるが、これはAndroidスマートフォンと同じアカウントでなければならない。
そのほかにも、MicrosoftはAndroidスマートフォンで行っていた「Microsoft 365」アプリのドキュメント編集の続きを、デスクトップに表示されるトースト通知を介してWindowsデバイスに引き継ぐ機能も提供している(この機能も「クロス デバイス レジューム」と呼ばれているようだ)。




















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