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Microsoft、「Project Zenith」を発表 ~ローカルAIですぐにコードが書けるWindows機

64GB以上のユニファイドメモリ、250GB/s以上のメモリ帯域幅、開発者向けのOS設定

開発者向けのWindows体験「Project Zenith」を発表

 米Microsoftは9月4日(現地時間)、「Project Zenith」を発表した。一定以上の性能を備えた“開発者にふさわしい”(developer-class)PCへ、開発向けの設定とツールをあらかじめ組み込んだ“すぐにコードを書ける”環境を構築した状態で提供しようという取り組みで、まずはAMDの開発者向けPC「Ryzen AI Halo」から提供が開始される。今後数カ月のうちに、OEM各社やシリコンパートナーによる対応機種が続く見込みだ。

 対象デバイスの要件は、以下の通り。300億(30B)以上のパラメーターを持つモデルをローカルで動かせるスペックだ。

  • 64GB以上のユニファイドメモリ
  • 250GB/s以上のメモリ帯域幅

 ローカルモデルを動かせる「Project Zenith」PCならば、クラウドAIプロバイダーのプランで提供される利用枠の範囲内におさめたり、追加の有償クレジットを購入したり、APIの従量課金を気にしたりすることなく、好きなだけローカルで試行錯誤できる。

 また、「Project Zenith」PCでは、Windowsの設定もあらかじめ開発向けに調整される。言語やランタイム、ソース管理、生産性向上のためのツールがプリインストールされるだけでなく、「Windows Terminal」と「Visual Studio Code」もタスクバーへ既定でピン留めされる。

「Project Zenith」にプリインストールされる開発ツール

 さらに、以下のようにWindowsの設定もコーディングに最適化。作業の邪魔になる要素を減らし、開発者が最初に手を伸ばすものへすぐ届くようにするために調整される。

  • エクスプローラー:ファイルの拡張子と隠しファイルを表示。タイトルバーにフルパスを表示し、詳細ペインも表示。長いパスのサポートも有効化される。一方、最近使ったファイル・フォルダーの表示と、同期プロバイダーの通知はOFF
  • 「Windows Search」、[スタート]メニュー:「コマンド パレット」を有効化。[スタート]画面のヒントとアカウント通知はOFF

 ただし同社が『単一のワークフローを押し付けるものではない』としているように、好みのツールや言語、フレームワークに合わせて構成・拡張・カスタマイズすることも引き続き可能だ。

 Linuxワークロードの実行基盤「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Build 2026」で発表された「WSL containers」、エージェントを隔離して実行する「Microsoft Execution Containers」(MXC)などの恩恵も受けられる。