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Microsoft、「Visual Studio Code」v1.54を公開 ~Apple M1チップに対応

製品アイコンのテーマも利用可能に。内部的な改善と「winget」対応にも注目

「Visual Studio Code」v1.54

 米Microsoftは3月5日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2020年2月アップデート(v1.54)を正式リリースした。本バージョンでは、“Apple Silicon”(M1)を搭載するAppleデバイス向けのビルドが安定版となり、“Stable”チャネルでも提供されるようになった。そのほかにも、さまざな機能改善が施されている。

 たとえば、ターミナルプロセスがウィンドウの再読み込み時に保持されるようになった。拡張機能をインストールした場合などでも、作業が中断されずに済む。また、ターミナル環境に影響を与える拡張機能(「Git」など)を有効化した場合も、以前のようにターミナルの再読み込みを促す通知を出すのではなく、自動的に再起動するようになっている。多少のちらつきはあるかもしれないが、こちらの方がスマートなやり方といえるだろう。ターミナルプロセスのレイアウトが改善されたことで安定性とパフォーマンスも向上しており、とくにWindows環境では効果が期待できるという。

 さらに、「Electron」のサンドボックスとコンテキスト分離を有効化するための作業も続けられている。このマイルストーンではレンダラーにあるネイティブモジュールを他のプロセスへ移したり、サンドボックスが有効化されても動作するようMessagePortのコミュニケーションチャネルが実装された。これらは「Visual Studio Code」をより安全に利用するために必要な作業だ。

 そのほかにも、製品アイコンのテーマが“Visual Studio Marketplace”で利用できるようになった。「Visual Studio Code」の拡張機能ペインで“Product Icon Theme”を検索してもよい。また、「Git」の変更をビジュアライズする“タイムライン”の見直し、ノートブックの自動再読み込みへの対応、リモートポートを一覧するテーブルビューの追加などが行われた。「TypeScript」もv4.2.2へとアップグレードされている。

製品アイコンのテーマ

 「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。JavaScript、TypeScript、Node.jsを組み込みでサポートし、強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー対応の拡張機能を追加することで、幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることも可能だ。最新版は、若干の不具合を修正したv1.54.1となっている。

 なお、本バージョンからWindows版のインストーラー(x86/x64)が「Windows Package Manager」(winget)にも登録されているとのこと。“winget search vscode”コマンドを実行すると利用可能なパッケージがリストアップされるので、“winget install (パッケージ名)”でセットアップしよう。ただし、「Windows Package Manager」は現在のところプレビュー扱いとなっているので注意したい。

「Windows Package Manager」からインストール

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」Windows向け安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.54.1