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無償コードエディター「Visual Studio Code」の2021年1月更新、v1.53が正式リリース

バーからあふれたタブを多段表示。画像の変更でMarkdownプレビューが自動更新されるように

「Visual Studio Code」v1.53

 米Microsoftは2月5日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2021年1月アップデート(v1.53)を正式リリースした。今年最初のアップデートとなる本バージョンには大きな新機能の追加はなく、既存機能の改善が中心となっている。

 たとえば、ワークベンチでは折り返しタブがサポートされた。タブがバーからあふれた場合にスクロールコントロールを表示するのではなく、タブバーを多段表示にすることができる(workbench.editor.wrapTabs)。エディター画面の高さに余裕があるならば、折り返しタブの方が一覧性と操作性に優れる。

バーからあふれたタブを多段表示

 また、「Git」の状態やエラーの有無などをわかりやすく表示するため、タブをデコレーションする機能が導入された。タブにバッジを表示したり、色を変えることができる。

 そのほかにも、ノートブックのインターフェイスが見直された。Markdownの編集機能では、画像が変更されたときにプレビューが自動で更新されるようになった。HTMLやCSSの入力支援機能「Emmet」でもパフォーマンスアップが図られている。

画像が変更されたときにMarkdownプレビューが自動で更新されるように

 「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。JavaScript、TypeScript、Node.jsを組み込みでサポートし、強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー対応の拡張機能を追加することで、幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることも可能だ。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」Windows向け安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.53(21/02/05)