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「Unity」で社内向け産業アプリ配布が有料に、「Internal Deployment Add-On」を発表

「Unity Industry」で組織内100MAUを超える場合に年間112.5万円から

「Internal Deployment Add-On」(IDAO)の案内

 米Unity Technologiesは8月3日(現地時間)、新しい配布ライセンス体系「Internal Deployment Add-On」(IDAO、内部展開アドオン)の導入を開始した。産業向けの「Unity Industry」ライセンスで、新しい「Unity」アプリケーションが対象となる。

 IDAOが想定しているのは新入社員向けのトレーニングツール、工場作業員向けに用意するデジタルツイン、営業担当者が使う製品コンフィギュレーターといった社内に配るタイプのアプリケーションだ。今後はこうした「Unity」アプリケーションを新しく作成して配布するごとに、組織内月間アクティブユーザー(MAU)に応じた料金(年間前払い)が課せられる。

 なお、「Unity Industry」ライセンスにはMAU100人分の無料枠が含まれるため、同社は『たいていのアプリケーションで配布料金は発生しない』としている。また、ライセンスの保有者自身はこのMAU枠に算入されない。

IDAOの年間ティア料金
組織内MAU年間料金
Included0~100人無料
Starter101~500人1,125,000円(7,500米ドル)
Scale 1501~5,000人6,000,000円(40,000米ドル)
Scale 25,001~15,000人11,250,000円(75,000米ドル)
Scale 315,001人~個別に見積もり

 利用者数がティアの上限をわずかに超えてしまう場合は、100MAU単位で「MAUパック」(150,000円/1,000米ドル)を購入することも可能。これがあれば上位のティアへ移らずに済むが、利用は「Starter」以上の有効なティアが必要で単体では購入できない。

 しかし、配布規模が大きくなれば料金がかさむことになる。

 なお、「Unity Studio」で作成したアプリケーションには別の従量課金モデルが適用される。組織ごとに月間10GBまでの帯域幅が無料で提供され、超過分は1GBあたり0.50米ドル。ただし、セルフホスト環境で「Unity Studio」を利用して作成したアプリケーションには、IDAOの年間ティア料金が適用される。

 既存アプリの扱いは、以下の通り。すでに配布済みのアプリケーションは、今回のライセンス変更の影響を受けない。

  • 2026年8月3日より前に開発・配布済み恒久的に適用対象外。ただし、2027年3月31日までに登録が必要
  • 2026年8月3日以降にリリース:2027年8月1日から適用。つまり、2026年8月3日から2027年7月31日までに配布した新規アプリケーションは、2027年8月1日まで適用対象外となる

 年度の途中で料金が調整されたり、遡って請求されたりすることはない。利用状況は定期的に確認され、更新のタイミングで適切なティアが案内される。