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「PowerToys」にコマンドランチャーとキー&ショートカット入れ替えツールが追加
最新プレビュー版v0.18.0がリリース
2020年5月20日 15:22
米Microsoftは5月20日(日本時間)、Windows 10向け「PowerToys」の最新プレビュー版v0.18.0を公開した。64bit版のWindows 10に対応しており、現在“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。
「PowerToys」は、パワーユーザー向けに提供されているMicrosoft公式のシステムユーティリティ群。Windows 95/XP時代盛んに行われていた取り組みをWindows 10で、しかもオープンソースで復活させたものだ。[Shift]キー+ドラッグでウィンドウを決まったレイアウトですばやく配置できる「FancyZone」、ファイル名を一括変更できるシェル拡張「PowerRename」、[Windows]キーの長押しでショートカットのGUIヘルプを参照できる「Shortcut Guide」などが収録されており、今年9月のv1.0リリースを目指してプレビューテストが行われている。
v0.18.0では「PowerToys Run」と「Keyboard Manager」という2つのユーティリティが追加された。
「PowerToys Run」は[Alt]+[Space]キーで簡単に呼び出せるコマンド型のランチャー。以前搭載されていたプロセス検索ツール「Window Walker」に代わり追加されたようだ。アプリやフォルダー、ファイルをキーワードで検索して開くことが可能で、検索されたアプリを管理者権限で起動する機能も備える。電卓代わりに数式を入力して計算し、その結果をクリップボードへコピーしたり、先頭に“>”を入力することでシェルのコマンドを実行することも可能。
「Keyboard Manager」は、キーボードのキーやグローバルショートカットの入れ替え(リマップ)を行えるツール。リマップは「PowerToys」がバックグラウンドで実行されており、「Keyboard Manager」がONの場合のみ有効で、OSで予約されているショートカット(デスクトップをロックする[Windows]+[L]キーや[Ctrl]+[Alt]+[Del]キー)や[Fn]キー以外であればおおむね機能する。動作しない場合は、「PowerToys」が管理者権限で動作しているかなどをチェックするとよい。
ソフトウェア情報
- 「PowerToys」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.18.0(20/05/20)