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「PowerToys」にMarkdown/SVGプレビューと画像リサイズ、検索ベースのタスク切り替えが追加
今年9月のv1.0リリースを目指してプレビューテスト中
2020年4月2日 11:30
米Microsoftは4月1日(現地時間)、Windows 10向け「PowerToys」の最新プレビュー版v0.16.0を公開した。64bit版のWindows 10に対応しており、現在“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。
「PowerToys」は、パワーユーザー向けに提供されているMicrosoft公式のシステムユーティリティ群。Windows 95/XP時代盛んに行われていた取り組みをWindows 10で、しかもオープンソースで復活させたものだ。[Shift]キー+ドラッグでウィンドウを決まったレイアウトですばやく配置できる「FancyZone」、ファイル名を一括変更できるシェル拡張「PowerRename」、[Windows]キーの長押しでショートカットのGUIヘルプを参照できる「Shortcut Guide」の3つが収録されており、今年9月のv1.0リリースを目指してプレビューテストが行われていた。
v0.16.0では、「FancyZone」のマルチモニター対応を改善するとともに、機能のいくつかを削除して簡素化。新たに「File Explorer」、「Image Resizer」、「Window Walker」という3つのユーティリティが追加された。
シェルのプレビュー機能を拡張する「File Explorer」
「File Explorer」は「エクスプローラー」のファイルプレビュー機能を拡張するモジュール。Markdown記法で書かれたテキストファイル(*.md)をHTMLに変換してプレビューできるほか、SVGファイルの画像プレビューが可能だ。
右クリックメニューから画像をリサイズ「Image Resizer」
「Image Resizer」は、複数の画像ファイルをまとめてリサイズできるユーティリティ。「エクスプローラー」の右クリックメニューから手軽に呼び出せて、あらかじめユーザーが定義した大きさにすばやく画像をリサイズできる。出力ファイルの命名規則をカスタマイズすることも可能。
メールに画像を添付したりブログやSNSに画像をアップロードするとき、ファイルサイズに制限が設けられていても、「Image Resizer」があれば簡単にそれを回避できる。
ソフトウェア情報
- 「PowerToys」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.16.0(20/04/01)