Windows Insider Preview

Microsoftが「エクスプローラー」にさらなるテコ入れ ~ファイル詳細パネルが近代化へ

「WinUI 3」への移行や「ギャラリー」ビューの追加にも注目

選択ファイルに関する情報をサイドパネルに表示する「詳細ウィンドウ」(現行のもの)

 Windowsの「エクスプローラー」には選択ファイルに関する情報をサイドパネルに表示する「詳細ウィンドウ」という機能があり、[表示]コマンドボタンや[Shift]+[Alt]+[P]キーで開閉できる。しかし、ここでチェックできる情報は[プロパティ]ダイアログでも確認できるメタデータぐらいだった。

 しかし、この「詳細ウィンドウ」をアップデートする計画が水面下で進んでいるようだ。5月4日(米国時間)に「Windows Insider Program」のDevチャネルでリリースされたBuild 23451では、一部環境にモダナイズされた「詳細ウィンドウ」が展開されている。

モダナイズされた「詳細ウィンドウ」

 新しい「詳細ウィンドウ」にはファイルのサムネイルとともに、他のユーザーとの共有状況やアクティビティ、関連ファイル、添付されたメールなどが一覧される。ファイルを共有するためのボタンや、[プロパティ]ダイアログへアクセスするためのボタンも利用できる。

ファイルのサムネとともに、他のユーザーとの共有状況やアクティビティ、関連ファイル、添付されたメールなどが一覧される

 さらに、「詳細ウィンドウ」を開閉するための専用ボタンがコマンドバー右端に追加される。これまでは[表示]コマンドボタンからメニュー階層を深くたどる必要があったが、マウスで手軽にON/OFFできるようになる。

 そのほかにも、プレビュー版「Windows 11」では「エクスプローラー」を「WinUI 2」から「WinUI 3」(Windows App SDK)へ移行させる作業が進行中。「WinUI 3」ベースになった「エクスプローラー」には、識別のためコマンドバーに「ピザ」アイコンが追加される。

 また、写真コレクションへのアクセスを容易にするため「ギャラリー」(Gallery)ビューも新設された。この部分は新しい「フォト」アプリとコンポーネントをともにしているようで、画面右端のゲージをドラッグして好みの日時へさかのぼれる「タイムライン スクロールバー」なども利用可能だ。

「ギャラリー」ビュー。「タイムライン スクロールバー」も利用可能

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