Windows 10ではできてWindows 11ではできなくなった小技がまた一つ復活へ【5月20日追記】

Windows 10の「エクスプローラー」。アドレスバーのパンくずリストにファイルをドラッグ＆ドロップすれば、そのフォルダーへファイルを移動できた

　Windows 11では「エクスプローラー」のデザインがモダナイズされたが、一方でいくつかの機能が利用できなくなっている。なかでも、アドレスバーのパンくずリストへアイテムをドラッグ＆ドロップしても、当該フォルダーへアイテムを移動できなくなったことには不満を感じていたユーザーも少なくないだろう。

Windows 11の「エクスプローラー」。アドレスバーのパンくずリストにファイルをドラッグしても、ドロップ不可であることを示すアイコンが表示されるのみだ

　こうした声は開発チームにも届いていたようで、2021年10月のイニシャルリリースから2年半を経て、ようやく改善されることになった。米国時間3月29日にBetaチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 22635.3420より、アドレスバーのパンくずリストへのドラッグ＆ドロップでアイテムの移動が可能となる変更が展開されている。

アドレスバーのパンくずリストへのドラッグ＆ドロップでアイテムの移動が可能となる変更が展開

　「Windows 11 Insider Preview」ビルドに追加される新機能は必ずしも製品に導入されるとは限らないが、本機能はユーザーからの期待が大きいこともあり、大きな問題さえなければ近いうちに製品版に組み込まれるとみられている。

［2024年5月20日編集部追記］ 本機能は5月17日付でRelease PreviewチャネルにリリースされたBuild 22621.3668（バージョン 22H2向け）とBuild 22631.3668（バージョン 23H2向け）に搭載された。近々に製品版へ反映されるものとみられる。