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Windows 10/11向け2024年5月プレビューパッチ「KB5037853」「KB5037849」が配信開始
共有パネルのQRコード生成、「エクスプローラー」「設定」アプリの改善など
2024年5月30日 11:48
米Microsoftは5月29日(現地時間)、Windows 10/11の2024年5月非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。
今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月の「Windows Update」を待っても問題はないだろう。
「Windows 11 バージョン 22H2/23H2」における主な変更は、以下の通り。
- Windows標準の共有パネル(Windows Share)にQRコード生成機能
- 「Windows Share」ウィンドウがフォーカスを失っても閉じないように。誤操作で共有パネルが消えるのを防止
- 「エクスプローラー」のパンくずアドレスバーへアイテムをドラッグ&ドロップして移動。Windows 10ではできてWindows 11ではできなくなった機能が復活
- [リンクされたデバイス]設定ページが新設。個人の「Microsoft アカウント」およびHome/Proエディションのみ
- [スタート]画面の新しいアカウントマネージャーをロールアウト。「Microsoft アカウント」でWindowsにサインインするメリットをアピール
なお、「Windows 11 バージョン 22H2」Home/Proに対するプレビューパッチの配布は2024年6月26日まで。プレビューパッチは来月が最後となる見込みだ。
また、「Windows 10 バージョン 21H2」Enterprise/Educationが6月11日にサービス終了を迎える点にも注意。次の「Windows Update」が最後のパッチとなる。